ちょっと古いクルマたち。ノスタルジア。 サイト制作者自身が取材、入手した写真を中心に、試乗記や紹介をしています。今では珍しい少し古い自動車を題材にしたWebサイトです。

    Nostalgia-Cars Trade Mark

    メーカー別のカテゴリ

    国産車、輸入車毎に、メーカー別に表示することが出来ます。

    サイト内検索

    QRコード

    QR

    スポンサーサイト

    --/--/-- --:--|スポンサー広告
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)

    2012/01/16 02:10|日本車-ホンダTB:0CM:2
    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_01ホンダS600
    HONDA S600 - AS285型 - 1964年式)
    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_02
    4輪市販車に於ける、ホンダ・スポーツカーの先駆けとなった「S」シリーズ。
    鈴鹿サーキットが完成し、「日本グランプリレース」が開催され、日本のモータースポーツ黎明期となった1960年代の初めごろ、後のF1世界選手権制覇に至るまでの歴史は始まりました。
    ここでは、その輝かしい歴史の中の重要な一台、ホンダ・S600をご紹介します。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_03ここに紹介しますのは、ホンダF1を思い起こさせる、グランプリホワイトの鮮やかな白に塗られた、ベストコンディションの一台。
    オーナーさんの手により、ここからさらに磨きをかけて行かれるそうですが、S600の顔つきは、フロントグリルがS800と少し違います。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_04全体の大きさは、21世紀の自動車と比べると、驚くほど小さく、と云う、数値を見ても判るとおり、これぞ「ライトウエイトスポーツ」と云う大きさです。
    全長:3,300mm
    全幅:1,400mm
    全高:1,200mm
    ホイールベース:2,000mm


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_05ちなみにS800と比べると、全長が35mm短く、全高が15mm低いようです。
    前から見ても、後ろから見ても、どこの何にも似ていない、非常に個性的な造形をしています。
    オープンタイプの二人乗りのキャビンには、幌を被せることも可能です。
    S600には、他に屋根つきのクーペボディ(AS285C型)もあったようです。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_06真横から見ると、いかにも前後バランスが良さそうな配置で、非常に小さくまとめられたデザインがよく判ります。
    1,200mmと云う車高は、カウンタックと30mmしか違わないとても低いものです。

    街中でエスを見かけると、「えっ!」と思うほど、低くて小さいことに驚きます。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_07スチール製のホイールを覆うホイールキャップには、当時のホンダのHマークが刻まれています。
    タイヤは、当時の流行だったホワイトリボンタイヤが装着されていました。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_08当時のスポーツカーの常ですが、逆アリゲーター式に開くボンネットを開けたところです。

    白いボディに、赤のHマークは、S600が登場した翌年の1965年のF1メキシコグランプリで日本車初優勝を飾った栄光のマシン、RA272を思い起こさせました。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_09高回転型のホンダサウンドを発するAS285E型 水冷式直列4気筒DOHC 606ccのエンジン。
    キャブレターは、元々2輪メーカーらしい、ソレックスの4連スロットルです。
    シリンダーブロックが左に45度傾けて搭載されているのも特徴でした。
    S600は、これを大方の2輪車のようにチェーンで駆動しているのも大きな特徴です。

    十分に綺麗なエンジンルームでしたが、オーナーさんは、まだまだこれからピカピカにされるのだとか。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_10室内は、「これぞスポーツカー!」と云うイメージで、機能性と上品さを兼ね備えたものになっていました。
    白のボディに赤と黒のチェック柄のフロアマットが、これ以上無いぐらいに似合っていました。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_11純正のステアリングホイールの径が意外と大きいと感じるのは、当時の日本の規制によるものと思われます。
    日本では1980年代まで、小径ステアリングホイールが禁止されていました。
    ちなみに英国の同サイズのスポーツカーの場合、もっと小さなものが着いていることが多いです。

    変速機は前進4段で、シフトパターンは、普通のH型となっています。リバースが左上と云うのが特徴でした。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_12インストゥルメントパネルですが、回転計のレッドゾーンに注目していただきたい。
    9,500rpmからがレッドゾーンになっています。21世紀の軽自動車より小さな606ccと云う排気量のエンジンを、目いっぱい回しての走りが想像できます。
    これぞホンダサウンドの証!
    さすが2万回転を誇ったレーシングバイクの製造メーカーと云ったところでしょうか。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_13さて、トランクルームも見せていただきましたが、思ったよりも、ボディサイズの割りに、天地と奥行きが確保されており、しっかり物が積める様で、スナップオンの工具箱が奥にピッタリ納まっていました。
    小旅行の荷物なら十分に積めそうでした。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_14ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_15最後にこちらは、オーナーさんが製作したハンドメイドの逸品2点。
    ボンネットの赤いHマーク、そしてこのクルマに最高に似合っていたカーペットは、実はオーナーさんの手造りでした。
    いやぁ、なんともクォリティの高い仕事されてます。


    ホンダ・S600(AS285型 - 1964年式)_16【こぼれ話】
    この個体は、中兵庫クラシックカーフェスティバル2011の会場でオーナー様にお声を掛けさせて頂き、取材させていただきました。ありがとうございます。

    とても綺麗な個体でしたが、オーナーさんはとても器用な方らしく、まだこれから隅々まで手を入れてさらにコンクールコンディションに仕上げるのだそうです。
    手造りの品々、そしてボディーカラーや各部のドレスアップの選び方など、エスロクのベストチョイスと云う感じで、わたしはこのパッケージがとても気に入ってしまいました。

    この小さなボディを9,500rpmまで使えるツインカムエンジンで、人車一体となって走るのは、爽快そのものだろうと云うのは、容易に想像できます。
    わたしはその後、1980年代後半に登場した「VTEC」のN1エンジンで、9,500rpmを経験しましたが、それはまさに脳天を突き抜けるような快感でした。

    エスロクは、そのハシリとなり、4輪でも「世界のホンダ」へと向っていく熱いものが伝わってくる一台でした。

    コメント
    全盛時を生きてた者として。

    スタージにピョコッと尻が上がる独特な車でしたね。
    それと、とても魅力的な車で「何時かは欲しいなぁ」と思ってましたが
    S800共々、生産中止となり残念でした。

    後々人のS600を乗った事が有りますが、スタートは回転を上げないとエンストで、
    今の人には乗りにくい車の感が有るでしょうね。

    しかし、メーター周りと言いホーンボタンが確かタンブラースイッチと言い
    時計の様な精巧なエンジンと言い、このオーナーさんには末永く保存して欲しいです。
    大昔のオーナー #O9KHQnBM|2014/09/13(土) 22:37 [ 編集 ]
    大昔のオーナー様

    エスも乗られたことありましたか。
    わたしは、まだ運転したこと無いんです。ただ、走っているのは何度か見てまして、
    あのツインカムの高回転音がたまらんなぁ!と云うホンダらしい印象に残る一台です。
    特にこの個体は極上のコンディションでした。
    それでもこの時は、オーナーさん曰く「まだ、仕上げてる途中だから載せてもらうの恥ずかしい」と云うようなことを仰られてました。

    精巧な時計。昭和の日本のもの創りの真骨頂と云える一台ですね。

    Nostalgia-Cars Webサイト管理者 Nostalgia1970

    Nostalgia1970 #WgvW/Y1g|2014/10/09(木) 19:30 [ 編集 ]
    コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック
    トラックバックURLはこちら
    http://nostalgia1970.blog135.fc2.com/tb.php/103-99d48bdc

    制作者紹介

    最新コメント

    リンク

    このブログをリンクに追加する

     |  日本車-いすゞ | 日本車-カワサキ | 日本車-スズキ | 日本車-スバル | 日本車-ダイハツ | 日本車-トヨタ | 日本車-日産 | 日本車-日野 | 日本車-ホンダ | 日本車-マツダ | 日本車-光岡 | 日本車-三菱 | 日本車-ヤマハ | 日本車-リボン | 日本車 その他 | 輸入車-アルファロメオ | 輸入車-オールズモビル | 輸入車-クライスラー | 輸入車-トライアンフ | 輸入車-ジャガー | 輸入車-ヒルマン | 輸入車-BMW | 輸入車-フィアット | 輸入車-フェラーリ | 輸入車-フォード | 輸入車-ベンツ | 輸入車-ボルボ | 輸入車-ポルシェ | 輸入車-マセラティ | 輸入車-マーコス | 輸入車-モーガン | 輸入車-ランチア | 輸入車-ルノー | 輸入車-ローバー | 輸入車-ロータス | 輸入車 その他 | 【特集】 | 【壁紙】 | ごあいさつ | 未分類 | 
    Copyright(C) 2010All Rights Reserved. Nostalgia-Cars
    Powered by FC2ブログ.
    template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。