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    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)

    2012/02/02 12:41|日本車-三菱TB:0CM:0
    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_01三菱・コルトギャラン・L・エステートエステートV・16L(A53V型 - 1971年式)_02
    三菱コルトギャランLエステートV16L
    (MITSUBISHI COLT GALANT L ESTATE V 16L - A53V型 - 1971年式)


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_03今では大変珍しいバンタイプの乗用車をご紹介します。
    初代ギャランこと、「コルトギャラン」のシリーズで、「エステート」と云う名が付いた、ちょっと上級志向の商用バンです。

    発売当時は、商用から自家用まで街でよく見かけるクルマでしたが、今では現存数が少なく、大変貴重な存在となっています。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_04まず、初代ギャランは「コルトギャラン(Colt-galant)」と云う名前でした。と、云うのも先代がコルト(Colt)と云う斬新なクーペタイプの乗用車で、その名前を残しつつ、「ギャラン」に移行していった為です。
    21世紀には、コルトと云う名前も別で復活し、両方の車種が同時に存在するようになりました。
    1969年登場のコルトギャランは、四角いデザインが特徴の、とても真面目な小型乗用車シリーズでした。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_05このクルマの名前は「三菱コルトギャランLエステートV16L」と非常に長いのですが、当時このような4ナンバー規格の普通乗用車型の商用バンは「ライトバン」と呼ばれていました。そこで一ランク上の「エステート」と云う名前を付けることによって、「ライトバンよりちょっと豪華」と云うコンセプトがあったのだと思われます。
    エステート」は、米国の「ステーションワゴン」的な意味合いの英国の呼び方だそうです。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_06典型的な1970年代のバンボディですが、不必要に飾り過ぎない、全体的に四角いデザインは、いつの時代にも新鮮さを失わない魅力を感じました。
    車体色も、メタリック塗装で、一ランク上を強調しています。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_07その名の通り、リヤコンビネーションランプとの一体感を演出したリヤガーニッシュが装備され、めっきモールの配置など、少し上級志向のコンセプトが伺えます。
    ちなみに、最大積載量は、500kgとありました。この個体のグレードは「GL」と云うグレードで、1600ccクラスのエンジンが積まれています。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_08こちらは、とても懐かしい当時モノの装飾の一つ。後ろの窓ガラスは、薄青い色をしており、よく観ると銀色の「ラメ」フレークがちりばめられています。
    純正ガラスなのか、それともガラスの内側から貼ってあるものなのか、ちゃんと確認しませんでしたが、当時はちょっと小粋なハードトップボディのクルマなどにもよくありました。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_10搭載されているエンジンは、ギャランGTOやランサーGSR用のベースにもなっている「4G32型」のシングルカム(OHC)、シングルキャブレター(SU型)版で、水冷式、1,597ccの排気量で100ps/6,300rpmのパワーと14.0kgm/4,000rpmのトルクを発生していました。
    カムカバーに「SATURN」と書いてあるのは、当時の三菱のエンジンブランド名「サターン・エンジン」のことでした。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_11この個体の年式は、1971年で、昭和46年ですが、それでも既に排ガス規制の対策が施されていました。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_12さて、内装を観てみますと、ドアを開けてまず目に付いたのが、アルミ合金と思われるステップ。「COLT」の文字が彫られています。21世紀のクルマでも、大衆車は大抵この部分はプラスチック製ですから、当時の三菱の「エステート」の名に賭ける意気込みを感じました。
    また、この個体は、オリジナルの状態が非常に良く保たれており、フロアマットにも白抜きの「COLT」の文字が入っていました。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_13内装は、全体的に明るめの青色で、ビニールレザーのシートと内張りが主です。ドア内張りには、まだ透明のビニールの養生が掛けられていました。
    ダッシュボードにも「Galant 16L」のエンブレムが奢られており、当時のギャランと云うクルマが、それまでのコルトの上級モデルを目指していたことが感じられました。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_14ドア内張りには、このような華やかな模様が彫られていました。
    1970年代頃には、よく観られた模様ですが、これも高級感の演出の一つで、時代が過ぎて、当時日の人の高級志向と云うものに対する感性を感じさせる一つとなっています。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_15インストゥルメントパネルやステアリングは、当時ラリーなどでも活躍したギャランのスポーティセダンイメージを踏襲したデザインになっています。
    よく観ると全体の形が左右対称に近い造形をしているのが特徴です。
    スロットルペダルのみ、床から生えた「オルガン式」になっていました。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_16メーター類は、左から回転計、速度計、コンビネーション計(水温、燃料と、警告灯火類)になっています。
    21世紀のスポーツカーやGTカーの殆どは、回転計が真ん中に来ますが、この時代は速度計が真ん中にあるのが特徴です。
    木目調のステアリングの中心には、ギャランのエンブレムである馬のマークとエステートVのVマークが描かれています。
    シフトパターンは、左下がリバースで、前進はH型で4段となっていました。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_17インストゥルメントパネル右端にある、こちらのトグルスイッチ2個。一見、後付けのスイッチにも見えますが、実は純正のスイッチで、左がハザードスイッチ、右がヘッドライトスイッチと思われます。
    したがって、ステアリングコラムには、ワイパースイッチのレバーのみが装備されていました。
    ちなみに、サイドブレーキレバーは、ステアリングコラムの左に、ステッキタイプのものが着いていました。


    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_18【こぼれ話】
    この個体は、中兵庫クラシックカーフェスティバル2011の会場でオーナー様にお声を掛けさせて頂き、取材させていただきました。ありがとうございます。

    この車種の存在は、会場でこの個体を見たときに、初めて想い出しました。確かにわたしが幼いころには、街で見かける車種でした。
    当時、後ろドアのガーニッシュが、妙に高級感があって、かっこいいなぁと思っていたことがありました。
    そして、この手のバンのとても細い排気管から吐き出される、低く控えめな排気音が、何故か好きでした。

    三菱・コルトギャラン・L・エステート・16L(A53V型 - 1971年式)_09当時は、こちらの方がずっとたくさん走っていたはずなのに、上級グレードのGTカーやスポーツグレードと違い、この種のクルマの現存数は、ホントに少なくなっていると思います。
    子供のころ、生活に溶け込み、身近にあったクルマだけに、この個体のように、きっちりと手入れされて、大切に生き続けているクルマにめぐり逢えると、ほっとするのでした。

    これからも大切に残っていく事を望みます。

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