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    マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型 - 1976年式)

    2012/02/06 11:51|日本車-マツダTB:0CM:0
    マツダ・ポーター・キャブ(型式不明 - 1976年式)_01マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型 - 1976年式)_02
    マツダポーターキャブ
    (MAZDA PORTER CAB - PC3A型 -1976年式)


    マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型 - 1976年式)_031969年に登場し、1989年までの20年間も基本意匠を変えないまま造られ続けた、非常に強烈な個性を放つ軽トラックをご紹介します。
    マツダポーターキャブ
    昨今流行の、パイクカー(pike car)のように、狙ったわけでも流行だったわけでも無さそうなのに、非常に個性的なスタイルをしていますが、当時このデザインでも、特に異彩ではなく、街にさりげなく溶け込んでいました。


    マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型  - 1976年式)_04「元祖!ウーパールパー顔」と、個人的には呼んでいましたが、マツダポーターキャブの特徴は、なんと云ってもこの個性的で愛嬌のある顔つきです。
    その生まれは、ウーパールーパーが流行する遥か昔の1969年でした。
    80年代終わり頃から21世紀にまで流行しているデザイン重視の「パイクカー」でもなく、れっきとしたマツダ(当時は、東洋工業株式会社)の標準的な軽トラックでした。
    この個体は、1976年型のマイナーチェンジ後の2サイクル360ccクラス車です。


    マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型  - 1976年式)_05使い込まれた自然なヤレ具合と、ホワイトリボンタイヤがよく似合うポーターキャブの全体像。
    個性はフロントマスクだけに留まらず、ドアもとてもユニークな形状をしています。
    360ccクラスのポーターキャブと、550ccクラスになった「ニュー・ポーターキャブ」の見分け方は、ライトのリングが大きいのが360ccです。グレーのリングに白ボディは、マイナーチェンジ後だそうです。


    マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型  - 1976年式)_06さらに後姿まで、ポーター・キャブは個性を主張しています。この時代の軽トラックは、リヤエンジン車以外は、たいてい見分けがつかないぐらい事務的なデザインでしたが、このポーター・キャブはフロントエンジンながら、テールエンドの形状までしっかりと、車種をアピールしていました。

    このデザインの基本意匠は、最終型の1989年型まで継承されました。


    マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型  - 1976年式)_07こちらが、ある意味「有名」な、ポーター・キャブのテールランプ。
    モデルの生産年数が20年と長かったこともあって、パーツも豊富だったのかもしれませんが、その後、カスタムカーにこのテールランプが埋め込まれているのをよく見かけました。
    まぁ、廉価な営業車の純正のテールランプでここまで個性的なデザインは、当時はありませんでした。


    マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型  - 1976年式)_08エンジンの画像が撮れなかったので、代わりに少しユニークな機構をご紹介します。
    どうやら冬と夏で、エアクリーナーに導く空気の入り口を切り替えるようになっていたようです。
    夏は、フロア下から外の空気を直接導き、冬はエンジンで暖まった暖気を取り入れて、空燃比を大まかに切り替えられるようにしていたようです。
    エンジンは、水冷2サイクル2気筒(最初期は空冷だったようです)359ccでした。
    タイヤは、5.00サイズの10インチで、4プライ(4PR)が標準だったようです。


    マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型  - 1976年式)_09個性的なドアに取り付けられた内張りと操作レバー類です。窓には、今のクルマにも取り入れて欲しい「三角窓」が着いています。
    前方下が、ドアを開けるときのノブで、その上が窓を開け閉めするクランプ(最初期型は、戸棚のような横スライド式だったそうですが)、その後ろのベルトを斜めに縛ってあるようなのは、閉めるときの取手です。
    茶色の内張りには、特にシボ模様も何もありませんが、純正です。
    ウケ狙いではない、本気の商用車だけに、このあたりは、これでもかと云うぐらいに単純で、必要にして十分の装備となっていました。


    マツダ・ポーター・キャブ(PC3A型  - 1976年式)_10今回、写真が少ないので、これが最後の画像ですが、「運転台」と呼んだ方が似合いそうな運転席です。インストゥルメントパネルも外観とあわせて丸みを帯びておりますが、物入れや、メーター類の上が物が置けるようになっていたり、とても機能的に創られています。さらにメーター上の物置の底部分は、ラジオのスピーカーが埋め込まれており、限られたスペースをとても上手に利用しています。

    ライトの窪みの張り出しが見えるとおり、ボディ外装パネル1枚で、室内と繋がっています。ちなみに、ヘッドライトの間にある台形のベンチレーターを開けると、地面が見えます。夕立などの豪雨の時には若干の雨も入ってくることがありました。それだけに導入される空気は、新鮮そのものでした。

    この個体には、ロングシフトノブと、小径ステアリングが奢られておりました。


    【こぼれ話】
    この個体は、中兵庫クラシックカーフェスティバル2011の会場で出展者様にお声を掛けさせて頂き、取材させていただきました。ありがとうございます。

    わたしは、このマツダ・ポーター・キャブの大ファンで、長年、わたしの中では「軽トラの王様」と呼んでいて、今、旧車を手に入れるとしたら一番欲しいクルマです。
    と、云うのもこの個性的な愛らしいデザインの軽トラックは、デザインの為のデザインではなく、実用性と合理性を兼ね備えた上に成り立っている、優れたデザインだからです。
    上記の内装に挙げられるように、各部は、とてもシンプルで機能的に造られており、それらをこれだけ愛嬌のあるデザインにまとめ上げているコンセプトに大変ひかれます。

    この次に登場した、550ccのニュー・ポーター・キャブは、わたしが生まれて初めて、私有地で動かした最初の自動車でした。
    2気筒のエンジンは、決してパワフルではありませんでしたが、トルク重視のエンジンで、排気音も気持ちよく、優れたデザインの実用車に興味を持った、最初の自動車なのでした。
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