ちょっと古いクルマたち。ノスタルジア。 サイト制作者自身が取材、入手した写真を中心に、試乗記や紹介をしています。今では珍しい少し古い自動車を題材にしたWebサイトです。

    Nostalgia-Cars Trade Mark

    メーカー別のカテゴリ

    国産車、輸入車毎に、メーカー別に表示することが出来ます。

    サイト内検索

    QRコード

    QR

    スポンサーサイト

    --/--/-- --:--|スポンサー広告
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)

    2013/05/28 16:00|日本車-ヤマハTB:0CM:0
    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_01
    ヤマハ・BW80
    (YAMAHA BW80 "Big Wheel" - 1RY型 - 1987年)
    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_02
    日本が景気が良かった1980年代後半は、2輪ブームがあり、オイルショック前以来で、モータースポーツも華やかでした。

    19歳で世界チャンピオンになったフレディ・スペンサーや、ウェイン・レイニー、ケビン・シュワンツなどと云った、アメリカンライディングと呼ばれた、ドリフト走行をするレーシングライダーにも人気が集まっていました。
    そのアメリカンライディングのルーツと成ったのが、ダートやオフロードでの経験と云われたのがあってか、当時は子供向けや気軽にダート走行が楽しめるバイクが幾つかありました。

    「BIG WHEEL」こと、ヤマハBW80もそのひとつです。
    希少な車種でもありますが、ここにご紹介します。


    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_03
    BW80は、ナンバープレートが付かない、競技場専用車両です。
    スタイリングは、本格モトクロッサーのYZや、バブルタイヤのTW200あたりに通じる形をしており、色も赤と白のヤマハワークスカラーです。

    特徴は、なんといっても、名前の「BIG WHEEL」の通り、前後のおおきなバブルタイヤです。
    モトクロスのような走り方よりも、むしろダートや砂浜で走るのに向いていそうです。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_04
    サイドからの眺めです。
    背丈は、とても小さくて、小学生も楽しめそうな大きさです。
    公道ではない、競技用コースなどでは、年齢制限も免許証も必要無いので、これに乗れるぐらいからダートなどで遊んでいたら、免許を取る頃には、バイクの楽しみも怖さもさじ加減が判るというものです。

    BW80は、80ccの2サイクルエンジンを積んでいますから、ホンダQRよりもトルクがあり、パワフルです。

    外装は、ガソリンタンクも含めて、全てプラスチック製でした。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_05
    こちらが、BIG WHEEL。
    これはフロントタイヤですが、19×7-10と云う不思議なサイズ表示でした。
    最後の10が10インチホイールと云うことだけは、なんとか理解できました。
    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_08
    ちなみに、リヤは19×9-7、つまり7インチ?サイズと云うさらに不思議なサイズのホイールとタイヤが標準装着されています。
    このバイク以外に7インチホイールのタイヤを着けた乗り物はあるのでしょうか。
    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_09
    前後共に、タイヤの空気圧は、0.8㎏/㎠で、1.0㎏/㎠以上入れると破裂する恐れがあると警告が書いてありました。
    「超低圧タイヤ」と云う分類のようで、高圧のコンプレッサーで空気を入れることも危ないので手押しポンプで、と云う旨を書いてあります。
    ただ、0.8㎏/㎠ですから、手押しポンプで入れても十分な気がします。
    ちなみに、こういうタイヤの使い方として、砂地などを走るときは、普段よりもさらに空気圧を下げるのだそうです。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_06
    エンジンは、空冷式2サイクル単気筒で、前に90度傾いたシリンダーを持ち、ヤマハ・メイト80あたりがベースのように見えました。

    変速機は、クラッチレバーが無いロータリー式です。
    場所柄、トップスピードまで出していませんが、恐らく3段か4段変速だと思われます。
    駆動伝達方式は、チェーン式でした。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_07
    オフロード車らしく、シリンダーブロックを保護するエンジンガードが標準装備されています。
    一見、水冷式のラジエータのように見える赤いカバーは、エアクリーナーボックスで、キャブレターに繋がっていました。

    1980年代後半は、水冷エンジンが全盛でしたが、空冷式の雰囲気に見せるために、水冷式シリンダーにフィンを着けたようなデザインもありましたが、一方でこのように空冷式を水冷式のように見せる手法もあったと云うのが面白いところでした。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_10
    こちらは、BW80のエキゾーストサイレンサーです。
    このバイク、基本的にはヤマハメイトに近いエンジン音で、乗り味もどことなく似ていますが、音の方は、一般公道用では無い分、メイトよりも少しだけ元気のいい音がします。
    それでも、YZ80などの競技車両のような爆音では無くて、ちょっとその気になる程度の快音でした。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_11
    このBW80は、驚いたことにリヤショックが真ん中1本に入っている、いわゆる「モノサスペンション」式を採用していました。ちなみにヤマハのモノサスの名称「MONOCROSS」の文字は見当たりませんでしたが、本格的なサスペンションを備えています。

    エンジンの始動は、キックのみで、停止はハンドル右手のカットオフスイッチで行います。
    灯火保安部品や計器が装備されていませんので、バッテリーはありません。
    エンジンの点火はバッテリーレス式で行っているようです。

    構造がとても単純で、殆どの機械部品がカウル一枚をめくれば見えるところに着いているので、整備性は良さそうで、子供にオートバイの仕組みを学んでもらうには、これまた絶好の教材になりそうでした。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_12
    BW80は、「1RY」と云う型式のようです。
    車体番号は、一応10万桁までありましたが、この個体は千番台の前半でした。
    さて、実際に10万はおろか、1万桁まで創られたのかどうかも不明です。



    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_13
    こちらが、BW80の運転席の眺め(但し、スタンディング状態に近い!?)。
    計器類は無く、右手にカットオフスイッチがついているだけのシンプルなものです。
    それでも上側にスロットルケーブルが着いているあたりが、本格的でした。

    クラッチレバーもありませんから、左手部分はグリップのみです。

    サスペンションのストロークがそこそこあるので、軽く飛ぶ程度のジャンピングスポットなら、こなせそうに見えました。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_14
    1980年代ヤマハの小型オフローダー2台。

    奥は、DT50で、約10年間モデルチェンジ無しで造られた原付オフロードバイクです。
    DT50は、水冷式2サイクル単気筒エンジンですが、電機は、6V仕様のまま90年代初頭まで造られました。

    ヤマハ・BW80(1RY型 - 1987年)_15
    こちらは、バブルタイヤ繋がりで、スズキ・バンバン(VANVAN)50との2ショット。

    【こぼれ話】
    この個体は、このサイトに何度も素材を提供してくださっている、筆者の友人が所有する個体を取材させていただきました。ありがとうございます。

    コンセプトの違いから、ライバルになるのかどうかは、若干疑問ですが、ホンダのQR(50)は有名どころで、ヤマハでBWと云えば、スクーターの「BW's」もよく知られたバイクでしたが、このようなバブルタイヤ付きの競技用のポケットオフローダーの存在は、今回初めて知りました。

    敷地内を少し運転させてもらいましたが、さすがは2サイクル80ccで、QR50よりもトルクが太く、よく走るバイクでした。
    とは云うものの、所詮はメイト系のロータリーミッションの空冷エンジンなので、耳に入ってくる音や、乗り味は、頭の中に何度もヤマハ・メイトの画が思い浮かびましたから、YZ80のような本気のレーシング2サイクル80ccをイメージすると、音も動力性能もかなり次元の違いを感じることになります。

    これなら、子供でも扱えるぐらいの、丁度いいパワーと云う感じがしました。
    バブルタイヤにしては、案外直進性が良く、安定感もありました。

    それに、各部が以外と本格的で、ちゃんと造ってあるのも、さすがは日本製オートバイメーカーの作品と云う感じがしました。

    子供から大人まで、ちょっと遊ぶには、手頃なオフロードオートバイでした。
    コメント
    コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック
    トラックバックURLはこちら
    http://nostalgia1970.blog135.fc2.com/tb.php/143-ed81a65d

    制作者紹介

    最新コメント

    リンク

    このブログをリンクに追加する

     |  日本車-いすゞ | 日本車-カワサキ | 日本車-スズキ | 日本車-スバル | 日本車-ダイハツ | 日本車-トヨタ | 日本車-日産 | 日本車-日野 | 日本車-ホンダ | 日本車-マツダ | 日本車-光岡 | 日本車-三菱 | 日本車-ヤマハ | 日本車-リボン | 日本車 その他 | 輸入車-アルファロメオ | 輸入車-オールズモビル | 輸入車-クライスラー | 輸入車-トライアンフ | 輸入車-ジャガー | 輸入車-ヒルマン | 輸入車-BMW | 輸入車-フィアット | 輸入車-フェラーリ | 輸入車-フォード | 輸入車-ベンツ | 輸入車-ボルボ | 輸入車-ポルシェ | 輸入車-マセラティ | 輸入車-マーコス | 輸入車-モーガン | 輸入車-ランチア | 輸入車-ルノー | 輸入車-ローバー | 輸入車-ロータス | 輸入車 その他 | 【特集】 | 【壁紙】 | ごあいさつ | 未分類 | 
    Copyright(C) 2010All Rights Reserved. Nostalgia-Cars
    Powered by FC2ブログ.
    template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。