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    スバル・レックス(SUBARU REX - K21型 - 1972年)

    2014/12/23 17:08|日本車-スバルTB:0CM:0
    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_01
    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_02スバル・レックス・カスタムL
    (SUBARU REX CUSTOM L - K21型 - 1972年)

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_03
    リヤエンジンの軽自動車と云えば、最も長い歴史を持つのが富士重工(現・スバル)ですが、スバル360以来のリヤエンジンを継承したR-2の後継車は、王様と云う意味の「レックス(REX)」と名づけられて、1972年に登場しました。
    この小犬のような独特の風情を醸し出す、初代レックスは、1981年までの9年間と云う長いモデルとなりました。
    ここでは、初代レックスの初期型で上級グレードの「カスタムL」をご紹介します。


    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_04
    初代レックスは、スバル360のイメージを継承したR-2とは打って変わって、あたらしいスバルのイメージデザインを纏っていました。
    上級モデルの「レオーネ」に通じる外観は、ワンランク上の軽自動車を狙った、上質な風合いがあります。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_05
    スバル伝統のリアエンジン・リアドライブらしさが強調された後姿。
    たて型のコンビネーションランプや四角くワイドなイメージのデザインは、1970年代らしい新しいデザインでした。
    その後、軽自動車の規格が550ccになってからも、このスタイルは継承され、1972年発表から1981年まで、当時の国産車としては、長いモデルサイクルを受け持つことになりました。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_06
    前面の顔つきは、スバルの主力4ドアセダン「レオーネ」と共通の意匠を持っています。
    フロントグリル内に収まるフォグランプも標準装備で、1960年代から続く、各メーカーの軽自動車競争が過渡期を迎えていた1970年代初頭のモデルらしく、軽が合理的装備から贅沢装備へと時代が移り変わって行ったことが判ります。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_07
    どことなく普通乗用車的なしっかり感を持った、初代レックスの個性的な後姿。
    当初のモデルには、R-2から継承された水冷2気筒356ccがこの中に収まっています。
    画像にマスクをしてあるものの、白く小さなナンバープレートが360cc規格の証です。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_08
    とてもスポーティで、大胆なラインを持つ、初代レックスのサイドビュー。
    このクルマの最も美しい個性が強調された部分でもあります。
    後のスポーツカーなどにも採用された独特の形状を持つドアノブ部分、前後から自由な線を描くプレスライン。
    サイドシル部分のストライプは、純正オプションと思われますが、当時としてはかなり贅沢な装備だったはずです。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_09
    個性的なドアノブ。
    ここだけ見ると、これが360ccの軽自動車とは、にわかに想像しがたい形状をしています。
    かなり下の方に着いた蓋は、給油口ですが、それまでの360(K111)やR-2のように落下式タンクでは無くなった為に、このように下になったものと思われます。しかし、21世紀のようにセルフ給油所の時代では少し給油作業がし難いと感じるかもしれません。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_10
    ホイールも1970年代に入ると、めっきのフルホイールカバーが装着されます。
    しかし、このデザイン。よく見たらポルシェ純正のアロイホイールのようでもあるし、さらに5穴ナット風になっているではありませんか!
    アフターパーツならともかく、メーカー純正品で、このような背伸びをしていた時代があったことに驚きました。
    個人的には、このような軽自動車の背伸びは茶目っ気があって好きです。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_11
    さて、ボンネットを開けると、リヤエンジンゆえの広い荷室スペースが現れます。
    360cc時代の軽自動車の場合、むしろ前のスペースを有効に使える方が沢山物が載せられるのではないかと思います。
    それにしてもこの個体は中まで綺麗なコンディションを保っておられました。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_12
    水冷式エンジンのラジエータは、ボンネットの先端右側に装備されていました。
    とても小さなものですが、この時期までは空冷エンジンも多かったので、これでも水冷と云うだけで画期的なエンジンだったと思います。
    ちなみに、ウォッシャータンクは、フロントウインドウ下のバルクヘッド部分に収っています。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_13
    天地は浅いと思っていた、フロントトランクの床をめくると、まだまだ有効なスペースがありました。
    ブレーキマスターと、スペアタイヤ、パンタジャッキなどが収まっています。
    これもリヤエンジンリヤ駆動の恩恵で、シャフトやギアケースなどが無い分、天地も有効に使えるのでした。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_14
    フロントバルクヘッド部分に貼り付けられた保安プレート。
    形式名は「K21」となっていました。シンプルなプレートで、エンジン型式は書いてありませんでした。
    将来を予測するかのように、その後、この型のレックスは、後に4サイクル化し、550ccに拡大されたりと、モデルサイクルの間に様々なエンジンを搭載することになります。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_15
    後ろのエンジンフードは、このように開きます。
    フードの上のスリットは、水冷式エンジンとはいえ、エンジンルーム内の熱を逃がす必要があったのでしょうか。

    決して大きなサイズではないバッテリーがやけに大きく見えるのは、車体がコンパクトだからです。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_16
    こちらが、水冷式2サイクル2気筒 356ccエンジンですが、ツインキャブのように見えるので、もしかしたらカスタムLのエンジンではなく、スポーツグレードのエンジンに載せ変えてあるのかもしれません。
    馬力は、カスタムLの標準が32馬力、スポーツ仕様のツインキャブは5馬力アップの37馬力だったそうです。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_17
    こちらは、かなり豪華な装備に見えるレックスの室内。カスタムLと云うグレードは、スポーツ仕様以外では最上級グレードだったようなので、その為かもしれません。
    トランスミッションは4速でした。RR駆動なので、FF車同様に足元は広々としています。
    シートベルトは、この時代の軽自動車は、ELR式3点ではなく、2点式が主流です。これ以前には、シートベルトがオプションだったり、運転席のみの装備だったりと云う時代もありました。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_18
    この模様の合成レザー生地は、21世紀にはもう見かけなくなりました。今見ると、とても落ち着きのある生地に見えます。
    フロア全体にカーペットが敷き詰められているのも、当時の軽としては豪華な装備でした。
    それにしてもシートにも殆ど破れが無く、綺麗な状態に保たれていました。
    ちなみに、インストゥルメントパネル右下に着いているメーターは、恐らくですが1970年代当時にアフターパーツで売られていた「次のオイル交換の積算距離」を設定するためのカウンターと思われます。
    別に電気仕掛けやワイヤー駆動式などではなく、ただ5桁のトリップメーターのようなカウンターを手で回して次回のオイル交換の距離にあわせるだけのものだったと記憶します。
    個人的には今でもあっていいと思うし欲しい装備なのですが、もう自動車は電気仕掛けの時代に変わってしまいました。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_19
    運転席の眺め。
    中央に速度計、左は大きなアナログ時計と右は燃料や水温計、ワーニング類などのコンビネーション計です。
    スポーツグレードには時計の位置に回転計が着くのかもしれませんが、この大きなアナログ時計は、当時は、少し恥ずかしい装備のひとつだったこともあるようですが、特に長時間ドライブの時には、見やすくて今でも重宝する装備です。

    スバル・レックス・カスタムL(K21型 - 1972年)_20
    【こぼれ話】
    この個体は、中兵庫クラシックカーフェスティバル2014の会場でオーナー様にお声を掛けさせて頂き、取材させていただきました。ありがとうございます。

    初代レックスの想い出ですが、筆者が子供の頃は、この顔つきといい、後姿といい、ブルドッグかパグあたりの小型犬をイメージしていました。
    ただ、空冷360ccのスズキ・フロンテに乗っていた親父からすると、スバルは「高級」と云うイメージだったようです。
    その後、1981年途中でモデルチェンジして2代目になりましたが、デザインコンセプトは継承されたものの、この初代のキュートさがわたしは好きでした。
    音も独特で、スバル360やR-2の音が静かになったと云う感じ(実際にその為の装備も追加されていたそうですが)、水平対抗4気筒同様、富士重工の自動車は音にも個性があると云う印象でした。

    将来、趣味で360ccを持てるようになったら、候補に入る一台でした。
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