ちょっと古いクルマたち。ノスタルジア。 サイト制作者自身が取材、入手した写真を中心に、試乗記や紹介をしています。今では珍しい少し古い自動車を題材にしたWebサイトです。

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    ヂアイアント・トラック(AA26F型-1959年)

    2010/09/12 01:22|日本車 その他TB:0CM:0
    ヂヤイアント・トラック(AA26F型-1959年)_06
    ヂヤイアント・トラック(AA26F型-1959年)_02
    愛知機械工業・ヂヤイアント・トラック
    (AA26F型-1959年)

    ヂヤイアント・トラック(AA26F型-1959年)_09
    愛知機械工業と云う、オート3輪やミニカー(軽の前身)で有名な自動車メーカーがありました。
    ヂヤイアントやコニーと云ったブランドで3輪トラックや軽自動車を製造しておりました。
    さらに昔には、日本軍の99式艦上爆撃機を造っていた愛知航空機と云うメーカーとも繋がる老舗でもあります。
    その後、日産系列に吸収されましたが、今も自動車関連のメーカーとして現存しています。

    ここでご紹介しますのは、ヂヤイアントと云う、名前からして「ち」に濁点を付けるようなノスタルジックなブランドのオート3輪は、とても個性的で魅力的な一台です。

    基本的に当Webサイトでは、博物館の展示物を紹介するのは極力避けていますが、このクルマばかりは、さすがに展示物以外に見つけられそうもないぐらいに、現存が珍しいクルマなので、お許しいただきたい。
    また、貴重なヂヤイアントのカタログをご紹介させていただき、個体の展示場所については、リンクを貼らせて頂くと云うことにさせていただきました。
    じつは、この展示場所、わたしのとってもお気に入りの場所なのです。



    ヂヤイアント・トラック(AA26F型-1959年)_03
    まずは、カタログをご覧頂ください。これ自体、非常に貴重な書物です。
    カタログは、ヂヤイアントAA-25型 1958年式のもの。

    【スペック】
    車両型式:AA-26F型
    エンジン:AE25型 水冷式水平対抗2気筒 905cc
    最大出力:36HP
    最大積載量:1,000kg
    荷箱長:7尺(2.12m)
    ※実車がAF-26F型、カタログはAA-25型のものです。
    ※スペック参考文献:木村信之作品集⑦「ヂャイアント&コニー物語」

    ヂヤイアント・トラック(AA26F型-1959年)_10
    こちらは、ヂヤイアント・AA-25型シリーズのカタログの一部です。
    特徴に「丸ハンドル」、「平らな床」、「乗用車級の運転席」とあるのが、時代を感じさせます。
    オート3輪は、元々オートバイに荷車をくっつけたところから来ているので、この時代の3輪トラックには、まだまだオートバイ型のバーハンドル車が存在しておりました。

    ヂヤイアント・トラック(AA型-1958年)_05
    そして、ヂヤイアントのユニークなのは、エンジン。
    水冷式の水平対抗2気筒エンジンと云うのが、このメーカーの主力でした。
    AA-26F型は、905ccとありますが、それでも2気筒ですから、大きなフラットツインだったわけです。

    カタログの方は、600cc、26馬力(HP)の、AE27型です。





    ヂヤイアント・トラック(AA型-1958年)_04
    こちらは、表紙だけですが、AA-11型、AA-14型のカタログです。中央の表紙は、形式が無いので不明ですが、
    いづれもここに紹介する個体よりもサイズの大きな1.5車や2車のものです。

    真ん中の表紙画像の、ヂヤイアント号がズラリと並んだ画は、中々迫力があります。

    先がツンとしたような形状から、当時は「筋の通った男前」と云うような形容をされていたようです。


    ヂヤイアント・トラック(AA型-1958年)_07
    船のような、実にユニークな造形のボディです。
    カタログにあるように、床下にエンジンがあるようなので、先の形状には自由度があったのかも知れません。

    この角度から見ると、左方向指示器が見えにくいほど、筋が通っております。





    ヂヤイアント・トラック(AA型-1958年)_08
    下、正面から見ると・・・やっぱり船ですね。あるいはカマキリ的な感じがします。
    ヘッドライトは、車幅一杯外側にありますから、夜間の視認性は良さそうに見えます。

    【こぼれ話】
    わたしは、愛知機械工業のコニーシリーズも、ヂヤイアントシリーズも、とっても個性的な造形のクルマばかりで大好きです。
    そこで、ちょっと自分のポリシーを緩めて、どうしてもこのWebサイトでも紹介したかったので掲載しました。
    わたしの中では欠かすことの出来ないNostalgia-carなのです。


    ヂヤイアント・トラック(AA型-1958年)_09
    そして、このクルマは、是非ご自分の目で実写をご覧になられることをお勧めします。
    関西圏では、兵庫県神崎郡市川町にある「かさがた温泉せせらぎの湯」と云うところにある、自動車博物館に所蔵されております。

    ここは、他にも昭和の時代を楽しめる展示物が沢山あり、日帰り温泉や足湯に浸かりながらお食事が出来る場所まであって、わたしは、もう何度も訪れています。

    やはり、魅力を感じておられる方は多いようで、参考文献にさせて頂きました「ヂヤイアント&コニー物語」は、木村信之氏が、ご自身で全国を取材され、愛知機械工業の歴史から、ヂヤイアントとコニーをくまなく紹介したマニア必見の一冊です。
    もう、出版から10年以上経ちますから、入手困難かもしれませんが、読み応えのある一冊ですので、是非ご一読をお勧めします。

    尚、カタログは、数年前に所属しておりました、ネオヒストリックカーの愛好会の方の蔵書を、取材させていただきました。

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