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    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)

    2010/09/14 12:00|日本車-ダイハツTB:0CM:6
    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_01
    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(前期型)
    (Daihatsu Fellow-max Hardtop-L38型-1971年)

    軽自動車が360ccだった頃の後期には、軽に豪華な装備や、走りを追求したモデルが続々と登場した。
    結果的に、その豪華主義への移行が当時の軽自動車ブームに終わりを告げることになるのだが。

    そんな時代のスペシャリティ軽、フェローマックス・ハードトップをご紹介します。


    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_02
    ダイハツの軽乗用車、フェローがモデルチェンジし、フェローの上級進化を意味する、フェローマックス(Fellow-Max)が登場した。その頃、軽の各メーカーは、共に、豪華さ、華やかさ、速さを求め、当時のスペシャリティの象徴でもあった「ハードトップ」ボディが、360ccにも与えられた。

    ロングノーズ・ショートデッキスタイルのフェローマックスは、90年代のカプチーノ、2000年代のコペンとも云えよう。

    最も個人的には、80年代の軽量スポーツ、CR-Xが最も近い気がするのだが。


    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_03
    すっきりとした後姿。
    360ccのサイズでクーペボディだから、後ろの座席の居住性は相当犠牲になっていると思われる。
    一見、リヤエンジンにも見えるが、フェローマックスはフロントエンジン・フロントドライブ(FF)だ。

    この個体は、オーナーさんのカスタマイズにより、80年代のロードバイク、ホンダNSR250Rのサイレンサーが、さりげなく着いている。



    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_04
    【スペック】
    車両形式:ダイハツ L38型
    エンジン形式:ZM型 横置型 分離給油式2サイクル 水冷式並列2気筒 356cc
    最大出力:33HP
    駆動方式:FF
    乗車定員:4名





    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_05
    アリゲーター式に開くボンネットを開けると、鼻先に低く横置きマウントされたZM型エンジンが現れる。
    この個体は、シングルキャブレター式のようだ。
    写真左上の白いプラスチックの入れ物は分離式の2サイクルオイルタンクだろう。
    360cc軽自動車の初期は、まだまだ混合給油(あらかじめ、ガソリンと2サイクルオイルを混ぜたものを給油する)方式が、主流であったが、オイルマチックや分離式などと呼ばれる、オイルとガソリンをキャブレターで自動的に混合してくれる方式に変わっていった。

    そして、ロングノーズボディの秘密が明らかになる。
    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_06
    エンジンルームは、ボンネット面積の前半分のみ。
    後半は、いわゆるバルクヘッドが延びてきている。これは、乗車室内の足元部分が、ここまで延びてきているのである。
    こうやって、ロングノーズ・ショートデッキのスタイルを実現しているのである。

    写真右上のスペースには、スペアタイヤが載る様になっている。
    当時の360cc軽自動車には、エンジンルームにスペアタイヤを載せるレイアウトがよく見られた。



    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_07
    ZMの刻印がされたエンジン。
    ZM型は、50年の排ガス規制をクリアしているらしく、規制そのものもまだ甘かったのだろうが、2サイクルエンジンが規制に通る時代があったのだと云うことが解る。







    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_08
    軽自動車とは思えないほど豪華なインストゥルメントパネルを持つ運転席。
    ステアリングは、モモのベローチェレーシングにカスタマイズされているが、それが違和感が無いほどに、スポーティなデザインだ。
    3眼式のメーターパネル、木目の枠、そして左側が運転席に向いているあたりにも拘りが見える。

    シフトレバーは、当時のカスタムパーツと思われる。




    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_09
    3眼メーターの内訳は、時計、燃料計、水温計、そしてスピードメーターである。
    右端のヘッドライトスイッチも「眼」風に大きな丸枠の中に納まる。眼数が多いほど、スポーティーで高級だった時代の工夫であろう。

    注目していただきたいのは、ステアリング左下にあるウォッシャーポンプ。ゴム製なのだが、これを手でパフパフさせると、ウオッシャー液が出ると云う、当時ならではのアイテムである。



    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_10
    変わってこちらは、リアエンドだが、テールランプがくの字型のをしていて凝った創りとなっている。
    クーペ型のルーフ形状は、本格的なもので、綺麗な曲線を描く。

    そして、これも当時ならではのアイテムなのが、「併せホイール」。
    中央のフィンが着いた部分は、ブレーキドラム本体とハブで、ホイールは、その周りにネジ止めしてある部分を指す。
    つまりブレーキドラムがホイールの一部として機能しているのだ。
    360cc時代の軽には、よく見られたホイールで、その後の時代のようにアルミホイールでドレスアップ、なんてカスタマイズは出来なかったため、ホイールキャップと呼ばれたホイールカバーでカスタマイズするのが主流であった。


    ダイハツ・フェローマックス・ハードトップ(L38型-1971年)_11
    【こぼれ話】
    この個体は、友人が購入した別の360ccを引き取りに行った際に取材させていただきました。
    各部によく手入れが行き届いており、ここぞと云うところでカスタマイズもセンスがよかった印象があります。

    実際の動力性能は、360ccなのでいかほどでもないだろうが、2サイクルエンジンをおもいっきりブン回して、小柄なクーペをちょこまか走らせると云うのは、是非味わってみたいものである。

    こちらで、L38型フェローマックス・ハードトップの後期型もご紹介しています。

    コメント
    初めての書き込みです。
    1970年代だったと思いますが、フェローマックスのCMソングで女性歌手が「空が私に教えてくれた 風が大きな翼をくれた」と歌うTVCMが流れていました。誰が歌ったものか動画サイトを探していますが、発見できません。ご存じないでしょうか?メロディは

    http://soundcloud.com/hideyukihidaka/cm

    です。
    日高や #35wHerhg|2011/09/14(水) 03:00 [ 編集 ]
    日高や様

    はじめまして。当サイトの管理者、Nostalgia1970と申します。よろしくおねがいします。
    当Webサイトをご覧頂き、またコメントを頂きまして、誠にありがとうございます。

    お探しのフェローマックスのCMソング、恐らく70年代前半かと思いますが、わたしは当時まだ5歳以下でして、覚えがありませんでした。
    YouTubeに上がっている、愛川欽也のナレーションのCMは何となく覚えているのですが。
    リンクのメロディ、聞かせていただきました。いいメロディですね。

    こちらも、検索やらしてみましたが、どうやら一筋縄のキーワードで出てきそうに無いので、
    シラミ潰し技で、既にされているかもしれませんが、動画サイトで「70年代 CM」とかで引っかかる詰め合わせ動画を片っ端からチェックしてみるとかの力技、もしくは、フェローマックスのオーナーさんで、ディープなファンの方のブログや、クラシックカー会場で声をかけてみるとかされると、ご存知の方が居られるかもしれません。車種特定のマニアの方には、その車種に関連することなら、時々恐ろしく詳しい方が居られますから(笑)。

    お役に立てなくてすいません。

    管理者 Nostalgia1970

    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2011/09/15(木) 19:13 [ 編集 ]
    回答ありがとうございます。ダイハツの本社に質問メールしても「古過ぎて判らない」という回答でした。CMは当方も、物心つかない状態だったので、詳細もつかめず、映像と音楽だけが眼に耳に残っています。まぁ、不明のままでも困ることはないのですが。(^^ゞ
    日高や #klJ1MQsE|2011/09/15(木) 21:22 [ 編集 ]
    日高や様
    最近の大きな会社は、こういうことに対応してくれないですね。

    確かに困ることではないかもしれませんが、気になると云うのもよく解ります。
    わたしも特に子供の頃に聴いた歌は、足掛け10年越しで探した覚えがありますから。

    やはりフェローマックスのマニアの方に尋ねるのがいいかもしれません。
    ワンメイク系のマニアの方は、ほんとに詳しいですし、資料やネットワークもその道では長けてらっしゃいますからね。

    世界中の貴重な映像や音源がパソコンで観られる時代ですし、粘り強く探されたら必ず見つかる気がします。
    いつか想い出の歌と再会されることを祈ります。

    管理者 Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2011/09/17(土) 22:59 [ 編集 ]
    この型のフェローマックスが一番かっこいいですね!
    親父がこれに乗っていた事があるかもしれませんが・・・
    これでいろんなとこに連れてってくれました。
    ただ家族乗せての山道は全然登らなかったと記憶していますw
    通りすがり #-|2011/09/29(木) 21:13 [ 編集 ]
    通りすがりさま

    この度は、Nostalgia-Cars Webサイトをご覧頂きましてありがとうございます。

    家族カーにこのハードトップとは、粋なお父さんだったんですね。
    確かにこのフェローマックス、見れば見るほど細かなデザインが凝っていて、
    後ろのルーフラインや、バルジ付きのボンネットなど、本気度が伝わってくる気がします。

    うちも車歴プロフィールにあるとおり、親父がフロンテ72だったのですが、フロンテには特に思い入れがあります。

    4人乗りでの山道・・・確かにきついでしょうね。
    スバルやフロンテやキャロルなどのRR車なら、リバースギアで後ろ向きに上る技がありましたが。

    当時を想い出すきっかけになりましたら幸いです。ありがとうございました。

    Nostalgia-Cars制作者 Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2011/09/30(金) 10:23 [ 編集 ]
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