ちょっと古いクルマたち。ノスタルジア。 サイト制作者自身が取材、入手した写真を中心に、試乗記や紹介をしています。今では珍しい少し古い自動車を題材にしたWebサイトです。

    Nostalgia-Cars Trade Mark

    メーカー別のカテゴリ

    国産車、輸入車毎に、メーカー別に表示することが出来ます。

    サイト内検索

    QRコード

    QR

    スポンサーサイト

    --/--/-- --:--|スポンサー広告
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    ニッサン・エクサ(KN13-1986年)

    2010/09/17 17:42|日本車-日産TB:0CM:2
    ニッサン・エクサ(KN13-1986年)_01
    ニッサン・エクサキャノピー
    (Nissan EXA Canopy - KN13型 -1986年)

    日本が好景気に向ってまっしぐらだった1986年。
    この頃は、各メーカーが実にユニークな試みの自動車を世に送り出していた。

    屋根の一部を交換できたら、2つのタイプの自動車が楽しめるなぁ。」
    日産自動車が、それに挑戦したのがニッサン・エクサEXA)だ。



    ニッサン・エクサ(KN13-1986年)_02フロントマスクは、当時のS12系シルビア/ガゼールに通じるスタイリッシュなスラントノーズと、リトラクタブルヘッドライトが採用されている。
    1600ccの自動車だが、上級車種のイメージもあってか、もう少し大きく感じるデザインだ。
    ちなみに、横の三角の窓を残して、ハッチバックのように上に開くようになっている。

    そして、特徴的な「キャノピー」と呼ばれるワゴン型の屋根が着いた後姿。
    本来、
    「これを外してスラントしたテールゲートに着け換えるることで、「クーペ」に早代わり。」
    と、云うのが、開発当初の意図だったようだ。

    ニッサン・エクサ(KN13-1986年)_03しかし,1980年代中頃と言えば、運輸省などの役人が、まだまだ新しいものを良しとしない時代で、日本では、この部分の簡易脱着機能に、認可が下りなかった。
    その為、キャノピーは普通のハッチバック同様に強固に固定され、キャノピーとしてしか登録出来なかったのである。

    後姿は、低くワイドな印象が強調されていることと、上下の塗り別けの為、箱型の割りに「ライトバン」的な印象がしない斬新なデザインだ。
    テールライトの斜めスリットも斬新だが、これは同時期のサニー305Reと云うスポーツハッチにも採用されていたデザインだ。
    クリヤランプがコスト的にもお役所的にも良しとされなかった時代の、ボディとの一体感を強調したアイデアだ。
    ニッサン・エクサ(KN13-1986年)_04
    【スペック】
    車両形式:ニッサン KN13型
    エンジン:CA16DE型 横置き 水冷式直列4気筒 DOHC 4バルブ 電子制御燃料噴射装置付
    駆動方式:FF
    変速機:5速フロアマニュアルシフト

    赤いタペットカバーが目を引くすっきりとしたレイアウトのエンジンルーム。
    左のリトラクタブルライトには、NISSANの文字が立体刻印されている。


    ニッサン・エクサ(KN13-1986年)_05
    決して派手さは無いが、ドアトリムと一体感を強調したダッシュボードのデザインは、とても良い印象だ。
    ただ、デロリアン同様、外観の派手さからすると、もうすこしゲームチックなデザインでも許されたような気もする。

    ハンドルの左右に、インストゥルメントパネルから生えたコントロールスイッチ類がそびえているが、これは80年代のスペシャリティーカーを中心に、随分と流行ったアイテムのひとつである。
    意外と使いやすかったのだが、21世紀に入ってからはあまり見られなくなった。
    ニッサン・エクサ(KN13-1986年)_06
    このクルマは、「キャノピー」の派手さから、あまり目立たない存在となっているが、じつはTバールーフ(T-bar roof)が装備されている。そして、ドアの取っ手などの細部にも決め細やかな斬新さがちりばめられている。

    このような意欲的な挑戦がなされたエクサの誕生を後押ししたのは、好景気と、当時の日産に、有名な901運動(1990年代までに世界一になることを目指した運動)を立ち上げるような社内風土があったからだろうと思う。

    しかし、残念なことに、保守的な役人の事勿れ主義によって、画期的な冒険は国内では封印されてしまい、パルサーから独立した、エクサは、これっきりで終了してしまったが、巨大メーカーがあの時代に、ここまで冒険したことには、拍手を贈りたいものだ。

    【こぼれ話】
    この個体は、ヒストリックカーイベントにて、オーナーさんに取材をお願いしました。
    取材当時、既に25年近くが経っておりましたが、新車のように綺麗なコンディションを保っておられ、エクサ・キャノピーの未来的フォルムがとても輝いておりました。

    今後、時が経つにつれ、1980年代の日産を語り継ぐ上で、とても重要な一台になることと思います。


    コメント
    当Webサイトをご覧頂き、コメントも頂きましてありがとうございます(非公開ご希望の為、掲載しておりません)。
    この場で御礼申し上げます。

    当時のインプレッションもお聞かせいただき、ありがとうございます。
    88年当時、かなり画期的な試みと斬新極まりないデザインの自動車でしたね。

    特徴的な外装のみならず、洗練された室内など、その後の日産車のデザインにも相当影響を与えたのではないかと思います。

    初代も相当個性的でしたし、この2代目もそうでしたから、今後いつか「EXA」の名が復活することがあれば、また先進的な個性爆発で登場して欲しいものですね。
    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2012/05/29(火) 14:06 [ 編集 ]
    はじめまして。ttt(てぃさん)と申します、現役オーナーです。
    レア車を後世に伝えるサイト活動、とても嬉しい物ですね。

    この車もデビューから年月が経ち、Web 上の情報も限られて来ました。30年間あとに続く類型車の無い、不人気もとい独自のコンセプトを少しでも広めるべく当時より奮闘しております。

    昨今ですとツイッターでEXAの存在を知られる方も多いと思いますが、その
    検索で多出するbotの定型文に「国内仕様はリアハッチの脱着が出来ない」と書かれております。こちらでも「固定」と記されていらっしゃるので
    外すことが出来ないご認識と察しますが、本来はクーペ型キャノピー型の交換が出来ない様にされているだけで脱着自体は可能です。※URL参照

    もしお手間でなければ、テキストの修正をしていただけるとありがたいです。
    いきなり大変不躾なお願い、申し訳ございません。

    今後も新たな車種追加更新を楽しみにしております。
    では。
    ttt #Yi.ZYDB.|2017/02/26(日) 13:35 [ 編集 ]
    コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック
    トラックバックURLはこちら
    http://nostalgia1970.blog135.fc2.com/tb.php/30-faf43256

    制作者紹介

    最新コメント

    リンク

    このブログをリンクに追加する

     |  日本車-いすゞ | 日本車-カワサキ | 日本車-スズキ | 日本車-スバル | 日本車-ダイハツ | 日本車-トヨタ | 日本車-日産 | 日本車-日野 | 日本車-ホンダ | 日本車-マツダ | 日本車-光岡 | 日本車-三菱 | 日本車-ヤマハ | 日本車-リボン | 日本車 その他 | 輸入車-アルファロメオ | 輸入車-オールズモビル | 輸入車-クライスラー | 輸入車-トライアンフ | 輸入車-ジャガー | 輸入車-ヒルマン | 輸入車-BMW | 輸入車-フィアット | 輸入車-フェラーリ | 輸入車-フォード | 輸入車-ベンツ | 輸入車-ボルボ | 輸入車-ポルシェ | 輸入車-マセラティ | 輸入車-マーコス | 輸入車-モーガン | 輸入車-ランチア | 輸入車-ルノー | 輸入車-ローバー | 輸入車-ロータス | 輸入車 その他 | 【特集】 | 【壁紙】 | ごあいさつ | 未分類 | 
    Copyright(C) 2010All Rights Reserved. Nostalgia-Cars
    Powered by FC2ブログ.
    template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。