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    バークレー・T60(英国車-1960年)

    2010/09/20 12:00|輸入車 その他TB:0CM:0
    バークレー・T60(T60型-1960年)_01
    バークレーT60
    (Berkeley T60 - 英国車 - 1960年)




    バークレー・T60(T60型-1960年)_03
    英国には、小さなスポーツカーを創るメーカーが、沢山あることが、よく知られている。
    特に1950年代、60年代には、魅力的でユニークなスポーツカーが沢山登場した。
    そのひとつが、スリーホイラー3輪)スポーツカーのバークレイ・T60だ。

    この個体は、関西のクラシックカー愛好家の方々には、有名かもしれません。

    どんなクルマか見てみましょう。



    バークレー・T60(T60型-1960年)_02
    T60と云う、このユニークな3輪オープンスポーツカーは、1960年に、英国バークレー・カーズ(Berkeley-Cars.ltd.)と云うメーカーが製作しました。
    現代の量産車から比べると、決してその数は多くありません。

    前から見ると、1960年代のライトウエイトスポーツらしい、デザインです。
    ボディは、繊維樹脂製(FRP)で、丸みを帯びた、スタイリングをしています。

    「あっ!」と驚いたような顔つきが、なんとも愛らしく、好感が持てます。


    バークレー・T60(T60型-1960年)_04
    ところが、後ろに回ってびっくり。後ろタイヤがみえません。
    が、よく見ると、真ん中に1本ありました。

    日本の実用車「オート3輪」とは、逆のレイアウトですね。
    そして、FRP製で、ホイールハウスが不要と云うデザインの制約がゆるいためか、とても個性的な造形をしています。
    この状態は、「トノカバー」を被せた状態で、少し寒い時期に、ひとりきままなドライブをする時などに、とても有効なアイテムです。

    周囲の大人が立っているのと比較して、車高の低さがわかるでしょうか。

    バークレー・T60(T60型-1960年)_05バークレー・T60(T60型-1960年)_07
    【スペック】
    メーカー:英国 バークレイ・カーズ(Berkeley-Cars.ltd.) 
    車体材質:グラスファイバー(FRP)製 モノコックボディ
    エンジン:エクセルシオ(Excelsior)社製 横置き型 空冷式直列2気筒 2サイクル 328cc
    最大出力:18HP
    変速機:フロア式4速マニュアル
    駆動方式:FF
    全長: 3,124mm
    全幅:1,270mm
    全高:1,080mm
    ホイルベース:1,778mm
    車両重量: 280kg
    生産台数:約1800台
    バークレー・T60(T60型-1960年)_06
    じつは、T60には、元車がありまして、SA322と云うこの顔をした4輪版が、1950年代からあったそうです。
    コストダウンの為なのか、理由はよくわかりませんが、1輪減らしたモデルを出す発想に驚きます。

    21世紀に入ってからも、英国では3輪スポーツカーが創られているようで、この分野はその後も健在のようですが、それらの多くは、リッターオーバーのオートバイのコンポーネントを使用している為か、後ろ1輪で駆動するタイプが多いようです。
    しかし、このバークレー・T60は、フロントエンジン、フロントドライブと云う駆動方式になっています。

    バークレー・T60(T60型-1960年)_08
    エンジンフードは、このように「逆アリゲーター」式に開きます。
    フロントアクスル(前車軸)より若干前に搭載されているのが2サイクル2気筒の空冷エンジン。
    その後ろは、ガソリンタンクが搭載されています。

    車重バランスから云えば、フロントミドシップと行きたいところですが、空冷エンジンであることや、ガソリンタンクの配置などから、この位置になったのかもしれません。
    見たところ、燃料ポンプらしきものが見当たらないので、オートバイトおなじく、落下式でキャブレターに直結なのかもしれません。

    確かポルシェ911も、この位置にガソリンタンクがあったような気がします。

    バークレー・T60(T60型-1960年)_09
    先端のエンジンは、オートバイメーカーのエクセルシオ社(Excelsior)製のもので、もろにオートバイエンジンの形です。
    空冷で、キャブレターのメンテナンスなどは、とてもやりやすそうです。
    エンジンサウンドは、正に古き良き、2スト並列ツインのサウンドでした。

    ガソリンタンクは、四角い形状なので、その気になれば、このままATL製のレース用安全タンクに交換することも出来そうです。

    フレーム部分の丸穴は、軽量化の跡でしょうか。
    なにしろ車重は、大型バイク並に軽い、280kgだそうです。

    バークレー・T60(T60型-1960年)_10
    ブリティッシュ・スポーツ的な外見とは裏腹に、運転席は意外とスパルタンです。
    まるでレーシングスポーツのように、ボディ同色と云うか、同体のインストゥルメントに計器が並びます。
    右奥にあるのは、サイドブレーキでしょうか。
    そして、シフトレバーが、なんとも不思議な動かし方をしそうです。
    オートマチックではなく、4速マニュアルのはずなのですが、オートバイのドック式やシーケンシャルのように、前後に動かすだけでも無さそうです。

    シート座面と、床の高低さも少なそうなので、運転姿勢は、フォーミュラのようになりそうです。
    バークレー・T60(T60型-1960年)_11バークレー・T60(T60型-1960年)_12
    【こぼれ話】
    この個体は、わたしも参加したクラシックカーイベントなどで、何度か拝見させていただきました。
    わりと、日常にも使っておられるとかで、要所をしっかりとメンテナンスされていて、且つ、使い込まれた道具のよい味わいが出ておりました。
    とはいえ、もはや半世紀以上経った、FRP製スポーツカーが、普通に使えるとは驚きですが、やはり大切にしておられるのと、このシンプルな構造に長い現役生活の秘密があるのかもしれません。

    それにしても、オートバイの2ストエンジンを積んだ、軽量スポーツカー、しかもオープンですから、晴れた休日に、田舎道なんかをドライブしたら、さぞかし楽しいだろうな~。と、想像してしまう魅力的な一台でした。

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