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    ヒノ・コンテッサ(PD100型-1964年)

    2010/09/21 14:27|日本車-日野TB:0CM:0
    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_01
    日野・コンテッサ・1300
    (Hino Contessa 1300 - PD100型 - 1964年*)

    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_02
    ヒストリックカー好きな方なら、ご存知のことと思いますが、トラックで有名な日野自動車と云うメーカーは、かつて乗用車やクーペを創っておりました。

    この個性的なヨーロッパ的なデザインのセダンも、日野自動車が1960年代に生産していた、コンテッサと云うモデルです。
    ここでは、1300セダンを、主にご紹介し、博物館モノですが、900セダンの写真も2点ご紹介します。


    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_03

    ヒノ・コンテッサ1300の概観を見て、同時期(1960年代)のアルファロメオ、トライアンフ、BMWなどを連想した方は、ご名答と申し上げておきます。

    コンテッサのヨーロッパ的なデザインは、ヨーロッパのデザイナー、ミケロッティによってデザインされた為です。

    ガラスの辺りから屋根のデザイン、そして、周りこんだウエストラインのモール、リヤホイールハウスや、フロントの猫目などが当時のミケロッティの象徴的なデザインと言えるでしょうか。

    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_04
    精悍なフロントマスクには、ラジエーターグリルらしきものがありませんが、コンテッサ1300のエンジンが、後ろにある為です。代わりに、ボンネットの下は、荷室になっています。

    当時、前にラジエータやエンジンの冷却用の開口部が無いセダンと云うのは、日本では大変珍しかったと思います。

    そのおかげで、非常にスッキリしたデザインにまとまっています。

    特徴的なヘッドライト周りの造形は、鉄道の名鉄7000系パノラマカーを、思い起こさせます。
    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_05

    【スペック】
    車両型式:ヒノ PD100型
    エンジン:GR100型 水冷式直列4気筒 OHV 1251cc
    最大出力:55ps/5,000rpm
    最大トルク:9.7kgm/3,200rpm
    変速機:コラム式 3速マニュアル
    駆動方式:RR



    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_06

    こちらが、エンジンが収まる後ろ部分。
    このレイアウトで、このデザインながら、なんと水冷式エンジンです。
    特に高速運転時の冷却効率は、どうだったんでしょうね。

    上記の横からのデザインを、ご覧頂けば、リヤ部分が、比較的、長いことに気が付かれると思います。

    後ろタイヤの前端から、後端まで伸びるラインが鮮やかです。

    横から見ると、後端がくの字になっていたり、リヤクオーターピラーにもデザイン線が入っていたり、屋根が後ろ窓に掛かる部分がひさしのようになっていたり、イタリアンデザイナーの遊びが炸裂しています。

    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_07

    室内も、日本車離れしたデザインで溢れています。

    2色のインストゥルメントパネルは、外観の後端部と同様にくの字形をしており、ホーンリング付きのステアリングも、すっきりとしていますが、個性的です。

    シートは、1960年代には、よく見られた、枕が付いていないタイプのようです。

    21世紀に入ってからも、アメリカン・カスタムカーなどでよく見かけますが、あれはこの時代のクルマへのオマージュと思われます。

    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_08

    運転席周りですが、これもヨーロッパ車的に、インストゥルメントパネルの中央に上品なアナログ時計が、埋め込まれています。

    AMラジオも、専用の形をしています。この頃は、まだ、後で1DINタイプのカーステレオに交換するなんてことは、無かったのかもしれません。

    もうひとつ、特徴的なのが、前輪のホイールハウスが、結構大きく張り出してきているので、ペダル類が、中央寄りに、オフセット装着されています。
    これは、イタリアの小型車などでは、結構見られるレイアウトです。

    アクセルペダルは、床から生える「オルガン式」です。
    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_09
    こちらは、ボディの左前フェンダーに取り付けられたバッジです。
    「GRAND PREMIO D'ONORE」(イタリア語で、名誉ある大賞の意)とあります。
    このコンテッサ1300が、海外でも、数々の評価を受け、国際的な賞を受賞した記念のようです。








    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_11日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_12
    さて、こちらは、今やかなり希少になっているコンテッサ900(1961年-65年)の写真を掲載しておきます。
    わたしは、この実物を見るまで、このセダンの存在を知りませんでした。

    日野は、元々ノックダウン生産(海外の自動車の部品を輸入して日本で組み立てる)方式で、日野ルノー4CVを生産しておりましたが、その後、登場した初代コンテッサがこの900のようです。

    グリルレス、リヤエンジンなどの、デザインコンセプトは、似ていますが、こちらは後ろドア部から外気を取り入れられるようにインテーク(吸入口)が付いてるのが特徴です。

    このコンテッサ900の本物をご覧になりたい方は、兵庫県神崎郡市川町にある「かさがた温泉せせらぎの湯」にございます、「思い出博物館」をお訪ねください。

    「かさがた温泉せせらぎの湯」
    (展示物は、時々変わることがありますので、事前にお電話などで確認されることをお勧めします。尚、入場料が必要です。)

    日野・コンテッサ(PD100型-1964年)_10
    【こぼれ話】
    ここに掲載したコンテッサ1300は、友人と古い自動車探しの旅をしている際に、道すがら見つけた個体です。
    お蕎麦屋さんの駐車場に、展示されておりました。
    丁度、お昼時で、商いの方が忙しそうでしたので、オーナーさんのお話を聴くことは出来なかったのですが、このコンテッサは、お店の看板として、元気に活躍しておりました。

    子供のころ、自動車の本で、日野・コンテッサの存在を知ったのですが、1970年代でも既に、相当珍しい自動車になっていたようで、それから実物を見たのは、数年後だったように思います。

    ヨーロッパの気品漂う、美しいセダン。
    このような自動車を、日野が創っていた時代があったとは驚きでした。

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