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    【特集】1980年代、日本のカスタムカー

    2011/01/27 21:05|【特集】TB:0CM:0
    EOS・FINE ホンダ・トゥデイ・コンバーチブル(JW1型改 - 1986年)【特集】1980年代、日本のカスタムカー
    景気もよく、自動車人気も絶好調だった1980年代。
    当時の運輸省の規制もそろそろ軽減され始めたことも後押しして、エアロパーツなどのカスタマイズが盛んになり始めた時代でした。
    ここでは、そんな時代、1986年頃の日本のカスタムカーをご紹介します。

    EOS FINE ホンダ・トゥデイ・コンバーチブル
    (JW1型改 - 1986年)
    まずは、初代ホンダ・トゥデイをオープンカーにカスタマイズしたもの。
    オープン化以外にも、エアロパーツなどで、原型とかなり異なるフォルムを創り出しています。



    iSPEED ホンダ・アコード・リムジン(ES型改 - 1986年)iSPEED ホンダ・アコード・リムジン
    (ES型改 - 1986年)
    2代目ホンダ・アコード・セダンを、1mほど延長したリムジン。
    下回りのフルエアロだけに留まらず、ボンネット上には、立派なエンブレムが奢られ、屋根は、レザー風の「ファントムトップ」になっています。
    内装も、高級リムジンらしい装備がされているようです。

    当Webサイトの前身"Beautiful old cars Nostalgia"へ、その後北海道で目撃したと云う情報も寄せられておりました。今も現存するのでしょうか。


    dp トヨタ・スープラ(A70型改 - 1986年)dp motersport トヨタ・スープラGT
    (A70型改 - 1986年)
    海外のdp motersportが製作した、質の高いデザインでまとめられたエアロパッケージを持つ、A70型スープラGTタルガトップベースのカスタム。
    当時、まだまだ取って付けた様なエアロパーツが溢れていた時代でしたが、dpのパッケージは、それらとは一線を画す、全体的にバランスの良いフォルムが特徴でした。


    dp マツダ・サバンナ・RX-7(FC3S型改 - 1986年)dp motersport マツダ・サバンナ・RX-7
    (FC3S型改 - 1986年)
    2代目RX-7の初期型を、dpがまとめあげたエアロパッケージのカスタム。
    純正オプションかと思えるほどさりげなく、そしてアグレッシブにまとめられた一台。
    ボンネットのグラデーション・ラインは、dpのアイデンティティですが、RX-7のようなスポーティなクルマに、とてもよく合っています。


    アウトフォルム トヨタ・セリカ(ST162型改 - 1986年)アウトフォルム トヨタ・セリカ
    (ST162型改 - 1986年)
    80年代の上質なエアロパッケージの代表的な存在がアウトフォルム。
    元々美しい曲線美が特徴のST16系セリカを、エアロ単体ではなく、クルマのフォルム全体を捉えて仕立て直したと云う印象のデザインとなっています。
    さらに、このデモカーには、全体を覆うマトリックス線上に、エンジン、サスペンションなどの内部構造物が斬新に描かれています。


    アウトフォルム トヨタ・スープラ-カローラFX-GT(A70型改・E80型改 - 1986年)アウトフォルム トヨタ・スープラ-カローラFX-GT
    (A70型改・E80型改 - 1986年)
    こちらも、アウトフォルムがデザインしたスープラGTとカローラFX-GT。
    特にスープラのフロントマスク部分のまとめ方の素晴らしさは、今でも圧巻と云えます。
    まるで、トヨタの試作車か、マイナーチェンジのデザインスタディかのように、まとまっています。
    グリルレスデザインに改められたカローラFX-GTには、ボディに大きなバーコードが描かれていますが、このようなカラーリングも当時としては、画期的なものでした。


    無限 ホンダ・クイント・インテグラ・4ドアセダン(AV型改 - 1986年)無限 ホンダ・クイント・インテグラ・4ドアセダン
    (AV型改 - 1986年)
    こちらは、ワークス系ですが、無限クイント・インテグラです。
    さすがに全体のまとめ方、質は、申し分ありません。
    一世を風靡した無限CF-48ホイールや、無限製4-2-1-2エキゾーストシステムで走りの方もカスタマイズされています。

    クイント・インテグラは、当初、全車DOHCエンジン搭載を売りにした車種で、その後クイント(Quint)が外れて、21世紀でもインテグラ(Integra)としてその名が残るスポーツスペシャリティカーです。


    ホンダ・プレリュード・ガルウイング(AB型改 - 1986年)_01ホンダ・プレリュード・ガルウイング
    (AB型改 - 1986年)
    21世紀に入って、汎用のガルウイングキットが発売され、軽トラからベンツまで、なんでもガルウイング化が出来る時代になりましたが、80年代に、正ガルウイングドアへの改造と云うのは、ワンオフ物の、大変高価で希少なカスタムでした。

    後にも先にも、ここで一度見たきりの、2代目プレリュードAB型ベースのガルウイング・プレリュードは、ショウ会場でも注目の的でした。


    ホンダ・プレリュード・ガルウイング(AB型改 - 1986年)02ガルウイング化は、単にドアの改造だけでは難しく、大きなドアを支える天井の補強や、開口部の補強、キャッチ部分の変更、ドア用ダンパーなど、見えないところにもそれはそれは大変な改造が必要なカスタムです。
    この個体は、とても丁寧に仕上げられているように見えました。

    内装も、メーターパネルが白色に変更してあったり、一見ノーマルっぽく、じつは物凄いカスタムと云う、コンセプトが伺える貴重な一台でした。

    今でも、どこかに現存するのでしょうか。


    【こぼれ話】
    ここに紹介しました、1986年頃のカスタムカーたちは、80年代初頭の「いかにも付けました風」エアロパーツから脱皮して、スペシャルコーチビルダーカーへの昇華を目指し始めた頃と云えるかもしれません。

    パーツ単体を取り付けて個性を出す時代から、クルマ全体のデザインバランスを視野に入れた「システムズ・アプローチ」的な試みが見られるようになっています。

    まだまだ厳しい法規制との狭間で、めざせケーニッヒ、スバッロ、ゲンバラと云ったところでしょうか。

    メーカー系の無限はともかく、特にアウトフォルムが提案したパッケージは、プライベート・コンストラクターたちの、次の時代への新たな挑戦だったように思います。

    21世紀の昨今では、海外製の安価なパーツによって、タコ足やオイルクーラーから、ガルウイングまでが、気軽に手軽に近づきましたが、1980年代のフルカスタムは、まだまだ庶民には憧れの時代だったのです。
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