ちょっと古いクルマたち。ノスタルジア。 サイト制作者自身が取材、入手した写真を中心に、試乗記や紹介をしています。今では珍しい少し古い自動車を題材にしたWebサイトです。

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    ミツオカ・マイクロカー・K2(K2型 - 1998年)

    2011/04/08 18:54|日本車-光岡TB:0CM:9
    光岡マイクロカーK2(1998年)_01ミツオカ・マイクロカー・K2
    (K2型 - 1998年)

    今回は、このサイトでは新しいクルマですが、非常に珍しいので紹介します。
    いわゆる「50ccカー」ですが、90年代の光岡自動車が製作しただけに、とても質の高い仕上がりになっています。

    ボディデザインは、ドイツのマイクロカーの名車「メッサーシュミット KR200」のモチーフにした、とてもキュートな造形が特徴です。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_02日本で10番目の自動車メーカーと言われる光岡自動車が提案したマイクロカーシリーズ。

    いわゆる原付スクーターベースのエンジンを搭載した50ccの自動車群でしたが、完成車と「キットカー」と呼ばれる自分で組み立てて乗れるタイプの大きく2種類から選べるのが特徴でした。

    1998年に、MC-1、K1、MC1Tと云うシリーズの流れに続いて登場したのが、このメッサーシュミットKR200をモチーフにしたK2でした。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_03正面から見ると、鳥山明氏の漫画に出てきそうなデフォルメされた顔つきが強調されます。
    デザインベースとなった、メッサーシュミットKR200もとてもキュートなのですが、さらにふんわりデフォルメされていて、色も合間ってまるでアニメの世界から飛び出してきた宇宙船のようです。

    安全装備もしっかりとしていて、視認性の良い位置に方向指示器類やコーナーマーカーランプが装着されていますし、サイドミラーも両サイドに装備されています。

    330台が造られたそうです。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_04光岡マイクロカーK2(1998年)_05光岡マイクロカーK2(1998年)_06


    リヤまわりは、独創的です。釣り上がったテールライトは、メッサーの意匠を受け継いでいますが、メッサーは、スリーホイラー(3輪)なのに対して、K2は四輪車なので、独特の造形になっているものと思います。

    ホイールアーチが着いて、1930年代のクラシックカーの雰囲気すら感じさせます。

    トランク部分を開けると、ガソリンタンクと僅かな荷室が現れます。フードにダンパーやつっかえ棒などは着いていませんでしたが、淵にモールドが貼られていて、しっかりと閉まる感じでした。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_07【スペック】
    車両型式:光岡 K2型
    ボディ構造:FRP(強化プラスチック製)
    エンジン型式:BB-MC1E型 平成10年排ガス規制適合車
    エンジン:横置強制空冷式2サイクル 単気筒 49cc
    電力供給:12v/9Ah
    車両重量:172kg
    最大積載量:30kg
    乗車定員:1名
    タイヤサイズ:3.50-8 46J
    保安規格:3輪以上の原動機付自転車(1985年以降は、普通自動車運転免許が必要)
    法定速度:60km/h(2段階右折、シートベルト、車検は不要)


    光岡マイクロカーK2(1998年)_08美しい造形のフロントフェンダーまわり。K2の醍醐味です。
    ホイールは、ジャイロ系の流用かもしれませんが、このままクロームめっきをかけたらスピードスターMk1っぽくなるデザインで、4本のボルトでマウントされていました。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_09キュートなボディワークに包まれて、普段は見えませんが、ミツオカの手作り感が味わえるのが下回りのメカニズム。
    なんと、フロントは自社製のウイッシュボーンタイプの足回りと、ステアリングシステムが搭載されており、パーツに手作りの雰囲気がするものもあります。

    乾燥重量172kg+最大積載量30kgを支えるだけあって、しっかりと造られていました。
    ここだけ見ると、ちょっとしたクラブマンレーサーの雰囲気です。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_12フロントから下回りを見たところ。
    丁寧に造られたFRP製ボディーに、しっかりとした鋼管フレームが通っているのが判ります。

    これにエイプ100用のチューニングエンジンを載せて、ロールバー入れてワンメイクレースなんかやったら面白いだろうなぁと、想像してしまいました。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_13パワーユニットは、原付スクーターと同じく強制空冷の2サイクル49ccと云うことでしたが、四輪車だけに後退ギアも装備されており、サスペンションも4輪用に造られているので、独特の雰囲気に改められていました。

    「原付」とか「50cc」からイメージさせる簡易なものとは一線を画す、英国のクラブスポーツ的な上質ささえ感じさせる見事な創りをしていました。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_141960年代のフォーミュラマシンを思わせるタイトなシングルシーターのコックピット。
    ドアは左側にしかありませんが、しっかりと内張りも貼られ、ブロンズ色のスクリーンも着いています。
    サイドブレーキレバーは、右下に着いていました。

    オリジナルのステアリングや、ハイバックのシート、落ち着いたデザインのメーターパネルなどが、スパルタンになりがちなイメージを払拭してくれています。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_15小さなドアを開けたところ。2ペダルのペダル類も見えます。

    オールFRP製ボディなので、ドアそのものは非常に軽いのですが、しっかりと造ってあるので安っぽさはありませんでした。
    シンプルだけど、ちゃんと造ったら安く見えない好例と云える室内です。

    座らせていただきましたが、ドアを開けて乗り込む瞬間は、コックピットに搭乗するワクワク感満載でした。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_16光岡マイクロカーK2(1998年)_17光岡マイクロカーK2(1998年)_18


    インストゥルメントパネルは、ボディと一体ですが、それと感じさせない落ち着いた雰囲気を上手に創り出しています。
    メーターの文字盤は、スクーターの流用ではなく、洒落たレターのものが着いています。
    ステアリングも、MITSUOKAのロゴが入るオリジナルのものです。
    スタータースイッチは、スクーターの流用のようですが、インストゥルメントに、キースイッチと別に着いているのが返ってその気にさせてくれるレイアウトで好感が持てました。

    ステアリングコラム上に着いているハザードスイッチも、自動車部品の流用と思われます。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_19恐らくプーリー駆動のオートマチックですが、4輪車なのでN「ニュートラル=停止」と、D「ドライブ=前進」と、R「リバース=後退」のシフトレバーが着いています。
    単に、上下するだけでなく、シフトゲートっぽくしてあるところにこだわりを感じます。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_20【こぼれ話】
    光岡K2、じっくりと見せて頂きましたが、どこをとっても創り手の情熱が感じられる、質の高い造形の数々でした。

    K2は、それらのきっちり造りこまれた集合体のパッケージで、50ccカーと云うカテゴリーへのイメージが変わる一台でした。
    当時の価格45万円だそうですが、実物を見ると、お買い得かも?と思える内容でした。

    日本の法令の範囲があるので、50ccですが、車体自体はもう少し上のクラスのエンジンにも耐えられそうなぐらいの造りに感じました。
    競技用のミニFJ1600みたいなのを創っても面白いだろうなぁと思いました。
    (たとえば160ccエンジンを積んで「FJ160」とか、55ccエンジンで「FL55」とか。)

    日本の都会の道路事情では、中々実用でのご苦労もあるようで、オーナーさん曰く、驚異的に低い車体ゆえに、信号待ちで10トン車が横に並ぶと、かなりの迫力だそうです。


    光岡マイクロカーK2(1998年)_21この個体は、大阪のフリーマーケットの会場で、取材させていただきました。ご協力ありがとうございます。

    オーナーさんは、他にも光岡マイクロカーシリーズをお持ちだそうで、また機会があれば取材させて欲しいなぁと思いました。

    MC-1のような実用マイクロカーの成功もあって、その派生で登場したK2。
    こちらは、造るところから乗り物を楽しめる自動車の原点を思い出させてくれるとても貴重な存在でした。
    軽い買い物にも使えて、眺めることにも耐えられるミニネオクラシックカーとしての存在価値はとても大きいと思いました。

    ゆったりと流れる時間の中で暮らせたら、是非造ってみたい一台でした。


    コメント
    2年ほど前に、BUBU501を持っていました。
    当初は、35km出すとふらつきましたが、足回りなどを改善して、
    平地なら50km出しても、振れなくなりましたが、エンジンをいじって、
    変になり、手放しました。
    今度は四輪ですし、今まで以上に、楽しめるのではと期待しています。
    ガンバ #AGBFMkSo|2012/01/18(水) 21:35 [ 編集 ]
    ガンバ様

    はじめまして。Nostalgia-Cars 制作者のNostalgia1970です。
    当Webサイトをご覧頂き、コメントも頂きましてありがとうございます。

    BUBU501と云えば、あのおにぎり型の元祖光岡ですね。
    あのクルマ3輪だったんですね。知りませんでした。ふらつきの改善は、アライメント調整とかだと思いますが、調整機構があまり無さそうですし、どうされたのでしょう?

    K2は、クォリティ高そうでした。
    形がメッサーシュミットなので、飛行機のようであり、シングルシーターのレーシングカーのようであり、さらにオープンエアを楽しめますもんね。

    わたしも、こういう小さくても気持ちが豊になりそうな乗り物好きです。
    今後、でかいワンボックスやSUVの後に、意外と流行るかもしれませんよ。

    Nostalgia-Carsサイト制作者 Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2012/01/19(木) 09:08 [ 編集 ]
    >ふらつきの改善は、アライメント調整とかだと思いますが・・・・・
    色々と試行錯誤しまして、まず、F.ダンパーを固くて低いヤマハ・ジョグ用に交換。また、FタイヤのホイールをHonda リード125用アルミに。リア・ホイールもアルミに交換。
    アライメントはトーインとキャンバを大き目に。
    ただ、エンジンパワーが弱く登り坂ではノロノロ運転でした。
    キャブ調整も一応したのですが・・・。
    K2は、明日、引取りに行きますが雨が強いと、別の日になります。小雨決行でカッパを着て約50キロ?(東京から埼玉県へ)走って帰宅します。小生、あと一か月で69才。まだまだ元気で、定年後にトランペットを吹き始め、バイク歴は40年以上、油彩も定年後に始めました。今日は楽団の練習日です。余談ですが、今まで、フランス、ベルギー、UAE,ドイツ、イタリアの5カ国通算20数年海外暮らしでした。光岡のデザインは斬新で、世界中に通用すると思います。
    ガンバ #AGBFMkSo|2012/01/21(土) 14:43 [ 編集 ]
    ガンバ様
    コメントありがとうございます。

    BUBUの足回り、やはりご苦労されたんですね。
    しかしミツオカよりも、運転される方のパワーがもの凄いです!
    経歴もこの季節に50ccオープンカーを引き取り行かれるエネルギーも凄すぎます。

    わたしは万博の生まれですが、友人に60代の方も何人か居られて、いずれの方も、特に好きな事に対してもの凄いパワフルです。この世代の方、ホント頭が下がります。

    今まで住まれた海外の国がまたいいですね。F1サーキットがあるところばかりじゃないですか!(笑)
    思わずポールリカール、スパ、ヤスマリーナ、ニュル、イモラって名前が出てきました。
    40年間の車暦にも興味あります。

    明日、関東方面でしたら雪もあるのでは?くれぐれもお気をつけて、K2引き取りの旅を楽しんでくださいませ。

    Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2012/01/21(土) 18:11 [ 編集 ]
    雨が心配でしたが、電車で4回(所沢、池袋、日暮里、北千住)乗り換え、国道4号線、環状7号線、川越街道を通り、無事、帰宅。坂道でも4,50キロ出るし、音が多少、大きいですが、
    スイスイと走り、大満足です。今までの持ち主は、あまり綺麗に掃除などしない人の様で、ボディーや、 クロム部分など汚れていましたが、1時間ほどでピカピカ、ワックスも掛け完了。
    走行距離は700キロほどで、安い買い物だったと思います。
    明日は、エンジンなど(スパークプラグとエアークリーナー程度ですが)も点検してみようとぁ考えています。
    UAE(ドバイ)はF1はなかったですが、その他では、仕事がらみですので無料(笑)で何回も観戦しました。四輪だけではなく、二輪レース(ルマン24HやGPなど)も、もちろん、ポールリカー、ホッケンハイム、ニュブルクリング、スパ等は何十回!と行きました。
    ガンバ #AGBFMkSo|2012/01/22(日) 18:17 [ 編集 ]
    ガンバ様

    K2引き取りお疲れ様でした。
    行きは乗り鉄で、しかも帰りは環7あたり、かなりスリリングだったのでは?

    しかし、乾重172kgの車体を坂道で4-50km/hまで引っ張る50ccエンジンとは、ミツオカパワーも中々のものですね。
    実走700kmは、またお買い得と云うか、殆ど慣らし完了の距離じゃないですか。
    これなら基本メンテナンスだけでも、だいぶ長いこと楽しめそうですね。

    嘗ては仕事がらみで世界のモータースポーツ観戦ですか。
    それも、モーターレーシングが一番美味しい時代を確実に観られてますね。オゥルージュなんか、一度本物観てみたいです。なんともうらやましい!

    そういう方が、モータリングの原点に近いマイクロカーに回帰されるお気持ち、なんとなく解ります。
    こちら、比べ物にならない程スケールは小さいですが、わたしも乗り物が段々小さく単純に成って行きまして、今やプロパン車とベンリィ125です(笑)。
    友人は「それもう、乗り物あがりやな」と、云っておられます。

    また、K2のその後や楽しいお話、お聞かせくださいませ。

    Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2012/01/22(日) 22:27 [ 編集 ]
    確かに、意識した訳ではないですが、クルマもバイクも段々と小さくなりました。
    一度に7台ぐらいのバイクで、VT1100や750ボルドー、ダックス、モンキーなども持っていましたが今は、250ccのスクーターのみ。
    (50ccもありますが、これは主にワイフの買い物用)クルマもシトロエンCXからポルシェ928、レジェンドなどと乗換え、5,6年前からはフィットです(もちろん、定年となり、大きなクルマは不要!と言う気持ちが大きいとは思います。
    K2につきましては、後日、お知らせ致します。本日、地元のナンバーを取得しました。
    ガンバ #AGBFMkSo|2012/01/23(月) 17:00 [ 編集 ]
    ガンバ様

    オーバーナナハンを知ってからの250とか、世界の名車を知ってからのフィットと云うのは、重みがありますね。酸いも甘いも知ったと云う感じでしょうか。
    シトロエンCX、子供の頃憧れました。結局憧れだけで終わった高嶺の花ですが。ポルシェ928も若い頃に譲ってくれる話はあったのですが、当時、車検の金額を聞いただけで怖気づきました(笑)。
    同様にAMGの560メルセデスも、税金の金額でビビった次第です。
    そしてホンダに行き着いているあたりが、乗り物好きのさだめと云ったところですね^^)。

    K2、ナンバー取得おめでとうございます。
    もう少し今時期の寒さが峠を越えたら、オープンエアーが楽しい季節も間近ですね。

    Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2012/01/23(月) 18:46 [ 編集 ]
    k2も良いですねえ!私はK4に乗っています。メカに全く弱いので故障が心配ですが、今のところ問題なしです。
    ゴールデン #-|2015/07/07(火) 16:52 [ 編集 ]
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