ちょっと古いクルマたち。ノスタルジア。 サイト制作者自身が取材、入手した写真を中心に、試乗記や紹介をしています。今では珍しい少し古い自動車を題材にしたWebサイトです。

    Nostalgia-Cars Trade Mark

    メーカー別のカテゴリ

    国産車、輸入車毎に、メーカー別に表示することが出来ます。

    サイト内検索

    QRコード

    QR

    スポンサーサイト

    --/--/-- --:--|スポンサー広告
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)

    2011/06/21 10:15|日本車-カワサキTB:0CM:2
    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_01
    カワサキ・Z650(Z650B型 - 1976年)_02カワサキ・Z650・"ザッパー"
    (KAWASAKI Z650 "ZAPPER"- KZ650B型 - 1976年)


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_031970年代から80年代にかけての旧車バイクの中でも、特に根強い人気を誇るのが川崎重工製の直列4気筒エンジンのオートバイです。
    特に、空冷DOHC4気筒の一連の「Z」シリーズは、高い人気を誇ります。

    ここにご紹介する一台も、空冷DOHC4気筒エンジンを搭載する"ザッパー"こと、Z650です。
    ここでは、70年代当時憧れのライトチューンを施した、初期型のZ650B型をご紹介します。
    ナナハンのRSやFX、オーバーナナハンのZ1や、ローソンレプリカなどに比べ、若干地味な印象のモデルですが、とても素性の良さそうな一台です。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_04カワサキZ650シリーズは、1976年に誕生しました。搭載されたのは、空冷4気筒DOHCエンジンで、あの独特のカワサキ4気筒サウンドを持つ、丁度良いサイズのオートバイでした。

    全体のデザインは、その後の4気筒車のスタンダードとなるもので、70年代当時の「オートバイ」のイメージそのものと云う形をしています。
    このコンセプトは、1990年代にリバイバルした「ゼファー(Zepher)」シリーズにも通じる、いわゆるネイキッドバイクデザインの代名詞的なものでした。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_05テールは、丸みを帯びたZ1、Z2などのRSシリーズや、逆にスクエアなFXシリーズとも違う、非常に素直でシャープなラインを描いています。
    後姿も、あまりにもスタンダードなデザインで、素っ気無ささえ感じますが、それはこのZ650が時代の先駆けであった証でもあります。

    650ccと云うと、珍しい排気量のように思いましたが、日本で中型バイクと云えば、免許証のラインの影響で400ccですが、欧米では550ccや600cc、650ccと云ったクラスがミドルサイズの主流となっているようです。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_06モリワキレーシング製のストレート風集合マフラーと小型化された前後ウインカーが、ライトチューンの雰囲気を盛り上げてくれるこの個体ですが、これらは1970年代当時、憧れのチューンだったようです。

    わたしは、大型二輪免許を持っていないので、残念ながら試乗は出来ませんでしたが、とりまわし自体は400ccクラスと殆ど違和感が無く、400ccよりも少し余裕のあるエンジンが載っているという点で、車体の大きさといい、650ccと云う排気量といい、日本人にとても合った、丁度いい大きさのように思いました。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_07カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_15現代の日本人の平均身長であるわたしの目線から見たZ650。
    わたしが大型二輪免許を取って、乗るならこのサイズかな?と思えた大きすぎず、小さすぎないホントにいいサイズでした。

    この個体は、長年実用に供された程よいヤレ感のある機関や外装類と、最近磨きを掛けたと言うポリッシュされためっきパーツ類が絶妙で、オーナーのこのバイクとの距離感と愛着が感じられるベストコンディションでした。
    特に、既に35年を経た車体とは思えないめっき部品の輝きは、当時の日本のものづくりの良さを感じさせる質の高さでした。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_08カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_09
    後に、川崎のお家芸となった「空冷4気筒DOHC2バルブ」エンジンは、64psを発生し、乾燥重量で211kgの車体を動かします。
    名前はZ650ですが、正確な排気量は652ccだそうです。
    右の写真のキックペダルに注目。Z650は、セルフスターターも装備されていますが、この4気筒モデルにも、ちゃんとキックスターターが付いていました。
    1980年代以降のバイクしかよく知らないわたしは、あまりにも珍しく思ったので、最初に見せてもらった時に、これでエンジンを掛けてもらったことがあります。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_10カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_11こちらは、Z650のキャブレター。ミクニ製のVM24SSと云うそうです。
    直付けのチョークレバーや、スプリングバンドで固定するエアクリーナーボックスのインシュレーターに時代を感じます。
    オートバイのメカがシンプルだった時代。現在でも、別にこれでよかったのでは?と思う21世紀の今日このごろです。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_12カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_13前後のブレーキ周りを見ます。
    Z650は、まだシングルポッドキャリパーと、ノンベンチレーテッドの組み合わせがシングルで装着される時代のバイクです。
    そして、後ろはドラム式ですが、カムロッドが妙にカッコいい輝きを放っているのが印象的でした。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_14さて、こちらは、キーで簡単にシートが開き、バッテリーのメンテナンスや車載工具が取り出せる、親切設計のダブルシート。
    1980年代のレーサーレプリカブームの頃には、一時期絶滅寸前になった便利機構です。
    特にカワサキのモデルは片側に開いて、固定できるところまで親切にこだわった造りをしてくれています。
    12Vのバッテリーと車載工具、そして書類入れでしょうか。薄型のケースが創り入れられています。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_16Z650の運転席の眺め。とても視認性の良さそうなスピードメーターとタコメーター。レタリングが70年代の雰囲気満点です。ワーニングランプ類も必要にして十分の時代。空冷エンジンなので水温計もありません。
    レヴカウンターは、9,000rpmからがレッドゾーンになっていました。
    また、トップブリッジのステム部分の横ネジがとてもユニークだと思いました。
    フロントブレーキのマスターシリンダーカップもとても頑丈そうな創りに見えました。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_17こちらは、この個体に装着されていた、古きよき70年代カワサキサウンドを盛り上げてくれる、モリワキ集合管。
    この時代のネイキッドには、やはり抜群に似合います。そして野太い快音も絶妙でした。
    この個体は、リヤサスペンションも社外品に換装されていました。
    タイヤも当時の定番、「ダンロップ TT100」。70'sチューン、完璧です。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_18【こぼれ話】
    この個体は、このサイトで一番多くの車種を取材させていただいている友人の愛車を取材させていただきました。

    いつもありがとうございます。
    じつは、わたしが当サイトの前身"Beautiful old cars Nostalgia"をやっていた時代から既にお持ちだったのですが、あまりにも友人の日常に溶け込みすぎていて、ちょっと古い旧車としてのザッパーに、今まで気が付かなかったと云うのが正直なところでした。


    カワサキ・Z650(KZ650B型 - 1976年)_19新車から35年を過ぎた今も、通勤や買い物の足に普通に使っておられます。経年を共にしてきたガソリンタンクやサイドカバーは、日常で使い込んだ時にしか出ない独特のヤレ感があります。
    わたしは、それまで一台の愛車をそれほど長く乗った経験が無かったので、この方と知り合った頃、このヤレ感がたまらなくカッコいいと思いました。
    反面、ここぞと云う部分には、しっかりと手が入れられていて、今では、わたしの車やバイクの乗り方に対する美学の原点になっています。

    かつては、冬の最北の地にも到達されたというこのザッパー。これからも、日常の中で普通に乗り続けて欲しいと願う一台です。

    コメント
    今は、大型2輪取れたけど、昔乗って、ました。400並みの車体に4発で、めちゃ速かったです。キャブからガソリンもれて、手放したけど、特に楽しいのは、0ー400mですね。本気でやると、はまります。音もシビレマス。友達が、z2乗ってたけど、安い速い軽いで、私には、あっていましたね、今は、だいぶ重いゼファー1100rs乗ってます。音は、同じかな。
    ゼファー1100rs #-|2014/03/07(金) 22:12 [ 編集 ]
    ゼファー1100rsさま

    はじめまして。Nostalgia-Cars 制作者のNostalgia1970です。
    当Webサイトをご覧頂き、コメントも頂きましてありがとうございます。

    元ザッパー乗りでしたか。
    わたしは、まだこの友人が所有する固体しか見たことが無いのですが、400cc並みの車体に650ccと云うコンセプトには魅かれますね。
    わたしは大型2輪の免許が無いので、まだ乗ったことが無いのですが、やはり軽い車体と云うことで加速がいいのですね。
    たまに一緒に走ることもありますが、こちらは125ccのベンリィなので、本気で走られたら瞬間に点になります。

    カワサキの4気筒モデルは、どれも車体デザインのバランスが良くてかっこいいです。
    音もオートバイ最強ですね。

    嘗ての愛車を懐かしんで頂いて光栄です。
    ありがとうございます。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。

    Nostalgia-Cars Webサイト管理者 Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #WgvW/Y1g|2014/03/08(土) 22:52 [ 編集 ]
    コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック
    トラックバックURLはこちら
    http://nostalgia1970.blog135.fc2.com/tb.php/88-caffffde

    制作者紹介

    最新コメント

    リンク

    このブログをリンクに追加する

     |  日本車-いすゞ | 日本車-カワサキ | 日本車-スズキ | 日本車-スバル | 日本車-ダイハツ | 日本車-トヨタ | 日本車-日産 | 日本車-日野 | 日本車-ホンダ | 日本車-マツダ | 日本車-光岡 | 日本車-三菱 | 日本車-ヤマハ | 日本車-リボン | 日本車 その他 | 輸入車-アルファロメオ | 輸入車-オールズモビル | 輸入車-クライスラー | 輸入車-トライアンフ | 輸入車-ジャガー | 輸入車-ヒルマン | 輸入車-BMW | 輸入車-フィアット | 輸入車-フェラーリ | 輸入車-フォード | 輸入車-ベンツ | 輸入車-ボルボ | 輸入車-ポルシェ | 輸入車-マセラティ | 輸入車-マーコス | 輸入車-モーガン | 輸入車-ランチア | 輸入車-ルノー | 輸入車-ローバー | 輸入車-ロータス | 輸入車 その他 | 【特集】 | 【壁紙】 | ごあいさつ | 未分類 | 
    Copyright(C) 2010All Rights Reserved. Nostalgia-Cars
    Powered by FC2ブログ.
    template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。