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    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)

    2011/10/18 01:21|日本車-日産TB:0CM:6
    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)01日産ローレルハードトップ・2000GX
    (NISSAN LAUREL HARDTOP 2000GX - KPC30型 - 1970年式)
    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)02
    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)03日産ローレルと云えば、ミドルクラスのセダンと云うイメージがありますが、初代ローレルから3代目(C230型)までは、伝統的にピラーレスの2ドアハードトップの設定がありました。
    この初代は、日産では始めてのピラーレスハードトップでした。

    ここでは未再生車と思われる1970年式のKPC30型ローレル・ハードトップをご紹介します。
    ハコスカと違い、現存数が少なく、今では大変珍しい貴重なクルマになってしまいました。




    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)04顔つきは、どことなくハコスカのスカイラインに似ていますが、ローレルは全体的にさらにがっちりとした印象を持っています。
    さらにこの個体は、貴重な純正ファントムトップが当時のまま残っていました。屋根部分はバックスキンのような質感で、これも21世紀でお目にかかれるのは大変珍しいものです。

    21世紀のカスタムに流行の白いウインカーレンズも、1970年当時のままの純正標準装備品でした。


    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)05リヤコンビネーションランプも、斬新なウインカーとの一体式で、丸ごとウインクするタイプでした。もし、現代のクルマをこのような仕組に改造しても車検は通らないと聞きました。

    この写真では判りづらいですが、リバースランプは、めっきのバンパー左右に埋め込まれています。

    GXと云うグレードは1970年に追加されたスポーティバージョンだそうです。


    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)06バックスキン調の屋根の質感がよく判る一枚。
    直線的で箱型が強調されたデザインは、ガッチリとした安心感を与えるデザインとなっています。
    給油口は、ナンバープレートの後ろに隠されており、左右にフューエルリッドはありません。
    このあたりにも、「ハイオーナーカー」クラスを意識したデザインへのこだわりが感じられます。
    この個体には、ハヤシストリート(ハヤシレーシング)ホイールが装着されていました。


    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)07エンジンルームは、オーナーさんがこれから手を入れられるそうで、未だ発掘されたままの姿でした。
    ローレルは、日産自動車とプリンス自動車が合併した時に登場したそうで、エンジンはプリンス自動車製のG型と云うエンジンが積まれていました。GXに積まれるエンジンは後述するG20型で、キャブレターは、SU型のツインキャブレターです。
    このクラスになると、さすがにブレーキブースターも装備されています。


    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)08【エンジンスペック】
    エンジン型式:G20型 水冷式直列4気筒SOHC 1,990cc SUツインキャブレター付。
    内径×工程:89×80
    最高出力:125ps/5,800rpm *gross値
    最大トルク:17.5kgm/3,600rpm *gross値
    燃料:ハイオクガソリン指定

    この時代の日産のエアクリーナーボックスの特徴で、何故か水色に塗られています。


    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)09室内は、要所に木目があしらわれた落ち着いた雰囲気です。多眼式のインストゥルメントは、この時代の流行ですが、スカイラインやフェアレディのような丸型ではなく、セドリックなどに近い角型となっていました。

    シートは、ビニールレザーと織物を組み合わせた「セミファブリック」タイプでした。
    センターコンソールのひじ掛けの蓋に、お洒落な模様が入っています。これも純正でした。


    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)10セドリック寄りの印象が強い運転席側のインストゥルメントパネル。
    マニュアル車ですが、この頃はまだ4段でした。フロアシフトですが、サイドブレーキはステッキ型で、ハンドル左下の一文字のレバーがそれです。

    センターコンソールに「冷房車」と云うステッカーが貼ってありますが、この頃はまだクーラー付きのクルマが出始めた頃だったのでしょう。ちなみに助手席のグローブボックス下にある噴出し口が「クーラー」で、まだ「エアーコンディショナー」ではありません。よく冷えますが、時々窓を開けて換気が必要でした。


    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)11リヤシートもセミファブリックタイプのシートが装着され、左右2名が座るのが前提のデザインとなっています。
    70年代のハードトップボディにありがちな、リヤサイドのウインドウが下まで開き切らないタイプではなく、ちゃんと下まで開くようになっていました。
    頭上の空間も、しっかりと確保されていたようで、4名が快適に乗れるクルマだったようです。


    日産・ローレル・ハードトップ・2000GX(KPC30型 - 1970年式)12【こぼれ話】
    この個体は、「チームヤマモト・クラシックカーフェスティバル 2011」に出品されていた車両のオーナーさんにお声をかけさせて頂き、取材させていただきました。ありがとうございます。

    510ブルーバード、C10型スカイラインと共に、C30ローレルは、同系統の四角いデザインが特徴でしたが、
    わたしが子供だった当時、目にした時にも、どことなく上級で落ち着きのある雰囲気がしていました。
    ブルやスカGと違って、ミニカーやプラモデルになることも少なかったように思いますが、それだけに後々まで気になる存在でした。

    昨今、すっかり見かけなくなった初代ローレルだけに、会場で見かけたときは小躍りする気分でした。
    これからじっくりと手を入れていかれる様子で、いつまでも大切に走り続けて欲しい一台でした。

    コメント
    私は、もう61になるんですが私が22~23歳のころ始めて買った車がこのローレル2000GXです。(父に買ってもらったんですが)
    センターピラーレスの華麗なデザインが気に入り買いました。510SSSクーペ譲りのシーケンシャルのウインカーが自慢でした。
    色は、ソリッドの白で毎日ワックスをかけていました、かけすぎで角の塗装が磨り減り下地が出でしまったことも笑い話ですが・・・今では懐かしい思い出です。
    今ではまったく見かけなくなりましたが大事にされてる方もいらっしゃるんですね。
    私の2000GXはそのころ父が経営してた会社が倒産しやむなく手放してしまいましたがすばらしい車を作ってくれた日産に感謝です。
    はるさん #vXeIqmFk|2011/11/30(水) 06:23 [ 編集 ]
    はるさん様

    はじめまして。Nostalgia-Cars 制作者のNostalgia1970です。
    当Webサイトをご覧頂き、コメントも頂きましてありがとうございます。

    当時の時代を考えると22~23歳でGXにお乗りだったとは凄いですね。
    ダンディなハイオーナーカーに乗る若者に周囲もさぞかし驚かれたことでしょう。
    下地が出るまでワックスをかけるお気持ち、よく解ります。
    わたしも初めての250ccバイクは、マフラーのめっきが剥げるほど磨きました(笑)。

    ローレル2000GXの思い出、いいお話を聴かせていただきました。
    ありがとうございます。

    Nostalgia-Cars制作者 Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2011/11/30(水) 11:08 [ 編集 ]
    さんまるおじさん様

    お返事遅くなりました。
    はじめまして。Nostalgia-Cars 制作者のNostalgia1970です。
    当Webサイトをご覧頂き、コメントも頂きましてありがとうございます。

    KPC30を2台お持ちですか。凄いですね!

    あの流れるウインカーは、シーケンシャルテールと云うんですか。とてもお洒落な名前なんですね。
    わたしは、このクルマが普通に街を走っていた頃はまだ幼稚園ぐらいでしたが、あのウインカーのカッコ良さは今でも覚えています。
    しかし、わたしが免許を取る頃には、既にあのような仕組みはデコレーショントラックぐらいにしかありませんでした(笑)。
    同い年の友人がEP71スターレットターボを改造してテールランプごとウインクするようにしていましたが、友人もあの時代のクルマへの憧れがあったのだと思います。

    取材した車両については詳しくお答えできないのですが、イベントは兵庫県丹波市で毎年開かれるクラシックカーイベントで、「チームヤマモト・クラシックカーフェスティバル 2011」です。
    京都府綾部市にある、ロータスなどの英国車が得意なヒストリックカー屋さん、「ヤマモト自動車」さんの主催で、毎年4月の最初の日曜日あたりに開かれています。
    今年は、例の震災の影響で、自粛せざるを得ない状況だったそうで、10月に開かれました。
    来年は恐らく例年通り、春頃にあると思います。近くなれば日程はWebでも確認できると思います。
    場所ですが、丹波市のはずれにある、「丹波ワイン」と云うワイン工場を借り切って行われます。
    山々に囲まれた中にあるお洒落なワイン工場で、満開の桜と共にロケーション最高です。
    100台ぐらいの内外のクラシックカーが参加し、観に来られるお客さんの駐車場にも世界の名車が集まります。

    わたしは、毎年友人の白いトヨタ・スタウトのあたりでフリーマーケットを手伝いながら、取材させてもらっています。

    KPC30の方は、兵庫よりも、もっと西方からお越しでした。毎年来られるかどうかは判りませんが、見ごたえ十分のイベントですので、遠出になりますが、是非一度起こしになってみてください。

    今年もあと僅かとなりましたが、よいお年をお迎えくださいませ。
    ありがとうございました。

    Nostalgia-Cars Webサイト管理者 Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #HsmQRNbc|2011/12/29(木) 16:57 [ 編集 ]
    1970年くらいにブルーメタの2000GXを乗ってました。オプションでミシュランXAS(当時の国産タイヤはまだまだでした)履いて青山通りの3丁目と表参道の間のU-ターンセクションをホイルスピンさせて遊んでました。アクセルを空ぶかしするとグォーングオーンとSUキャブの吸い込み音とエンジン音が素晴らしかったね。L20のスカGやZも音では2000GXに負けていたね。土曜の夜は江の島あたりまで出っ張ってました。 今は69歳?恥ずかしながらW204 C63でちょっと同類のドライビングを楽しんでます。でもC63のポテンザの食いつきは素晴らしいね。45年前はBS.YOKO.。。。その他国産タイヤはひどかった。
    Si Mahirap #-|2016/06/01(水) 01:13 [ 編集 ]
    Si Mahirap様

    はじめまして。Nostalgia-Cars 制作者のNostalgia1970です。
    当Webサイトをご覧頂き、コメントも頂きましてありがとうございます。

    このローレル、ブルーメタも人気色でしたね。子供の頃に見た光景が目に浮かびました。
    しかし、当時ミシュランタイヤと云うのは、かなり高級品だったのでは?

    青山通り~江ノ島・・・青春真っ只中の頃に乗ってらしたのですね。

    そして現在はC63ですか。確実にステップアップされたご様子で羨ましい限りです♪

    外国製のコピーだった時代から、メルセデスに標準装着される時代まで、タイヤの歴史もなぞって来られたのですから感慨深いでしょうね。

    貴重なお話ありがとうございます。

    今後ともよろしくお願い申し上げます。

    Nostalgia-Cars制作者 Nostalgia1970
    Nostalgia1970 #QiWYvCEA|2016/06/02(木) 00:01 [ 編集 ]
    20代後半の頃の初めての愛車でした。47年式の7年落ち白の2000GXを手を入れながら4年程愛しました。実は510ブルの1600クーペを探したのですが出会いが無かったのです。でもプリンスG20エンジンは良かった。そして全開するサイドウィンドウのハードトップは爽快そのもの。海辺のドライブ、街中でのストップショット、絵になりましたね。スタイリングは当時のオペル・カデットやBMWの影響も感じられましたが、充分にオリジナリティのあるデザインかと思います。後継モデルがアメリカンスタイルに変化して行ったことを見ると、初代ローレルの開発には旧プリンス自動車のエンジニアの情熱が込められていたのかもしれません。そのセクシーなヒップラインを愛で、ワインで乾杯したい。懐かしのマダム・ローレルに乾杯。コメント残して頂けたら嬉しいです。^^
    マンちゃん #NZWyV0Is|2016/09/15(木) 10:14 [ 編集 ]
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